お庭の水はけをよくする方法!
雨の多い季節や台風が来ると、お庭が水たまりになってしまい、植物が水没してしまったり、お庭が使えなくなってしまったりすることがあります。これは、お庭の水はけが悪いために起こる現象で、植物や地形、土壌状態によって大きく影響されます。そこで今回は、お庭の水はけをよくするための方法をご紹介します。
土壌改良をする
お庭の水はけをよくするためには、土壌の状態を良くする必要があります。土壌を良くするためには、いくつかの方法があります。
①砂や砂利を土壌に混ぜる方法
砂や砂利は、土壌の中に穴を作って水や空気が通りやすくする効果があります。また、水がたまりにくくなるため、土壌の水はけが良くなります。砂や砂利は、土壌に対して5〜10%ほど混ぜると良いでしょう。
②腐葉土を土壌に混ぜる方法
腐葉土には、植物に必要な栄養素がたくさん含まれています。また、腐葉土は、土壌に対して10〜20%ほど混ぜると良いでしょう。混ぜることで、土壌の保水性がよくなり、排水性もよくなります。
③石灰を散布する方法
土壌が酸性の場合には、石灰を散布することで、土壌を中性に近づけることができます。中性に近い土壌は、植物の根に必要な栄養素がよく溶け出しやすくなり、植物の成長を促進することができます。石灰は、土壌に対して1〜2kg/m2ほど散布すると良いでしょう。
土壌の傾斜をつける
お庭の水はけを良くするためには、土壌の傾斜をつけることが重要です。土壌に傾斜をつけることで、水がたまりにくくなり、排水がスムーズになります。
まず、土壌の傾斜をつけるためには、土を盛り上げるか、掘り下げるかして、高低差をつける必要があります。この高低差を「勾配」といいます。
勾配を作るためには、まず地面を平らに整地します。次に、勾配の傾きを決めます。お庭の場合は、1mあたり2cm程度の勾配をつけると良いでしょう。傾斜をつける方向は、お庭の中央から外側に向かって傾斜をつけるのが一般的です。
傾斜をつけたら、土壌を固めます。土壌を固めることで、勾配が崩れたり、土砂崩れが起こるのを防ぐことができます。固める方法は、土壌を水で湿らせた上で、足で踏み固めるか、重いもので軽く叩いて固めるなどの方法があります。 以上のように、土壌の傾斜をつけることで、お庭の水はけを良くすることができます。勾配をつけることは、ちょっとした工夫で簡単にできますので、是非お試しください。
溝や排水路を設ける
お庭に溜まった水をスムーズに排水するためには、溝や排水路を設けることが重要です。溝や排水路は、地面に設けた浅い溝や溝のようなもので、雨水や水道水などの水を流すためのものです。
まず、お庭の地面を調べます。地面が平らで水がたまりやすい場合は、お庭の端から端まで、または水たまりが多い場所を中心に、浅い溝を設けます。溝の深さは、およそ10cm程度がいいと言われています。
溝を掘ったら、排水路を設けます。排水路は、水を溜め込むための浅い溝や、コンクリートで作った水路などがあります。排水路を設ける場合は、お庭の外に水を流すための溝が必要です。この溝を「放水溝」と呼びます。
放水溝は、お庭の端から端まで、または水たまりが多い場所を中心に、掘ります。深さは、およそ20cm程度が適しています。放水溝の中に、土や石を敷き詰めると、水が流れやすくなります。 以上のように、溝や排水路を設けることで、お庭の水はけを改善することができます。お庭の形状や水たまりの状態に合わせて、適切な溝や排水路を設けましょう。
植物を選ぶ
お庭の水はけをよくするためには、水を吸い上げる力が強い植物を選びましょう。水を吸い上げる力が強い植物は、根っこが強く広がっているので、土壌をしっかりと固め、水はけをよくし、雨水や地下水をお庭の土壌が乾燥している時でも、しっかりと吸い上げてくれます。
例えば、カキツバタやユリは、水を吸い上げる力が強い植物です。また、バラやアジサイなども、水を吸い上げる力が強い植物です。
このように、お庭の水はけをよくするためには、水を吸い上げる力が強い植物を選びましょう。カキツバタやユリ、バラやアジサイなど、水を吸い上げる力が強い植物は、お庭の水はけをよくするためにおすすめです。
お庭の水はけについてのご紹介でした。このようなことを実践することで、快適で安全な空間をつくることができます。ぜひ、お庭づくりの参考にしてみてください!