メンテナンス不要な天然木ウッドデッキ

最近は、メンテナンスが不要で腐らない樹脂製のデッキが人気ですが、天然木にこだわりたい方もいるのではないでしょうか。天然木だと腐りやすかったり、メンテナンスが大変と言われており迷われる方も多いかと思います。
そこで、今回は天然木おすすめのウッドデッキをご紹介したいと思います。
それがウリン材のウッドデッキです。
ウリン材の良いところは、
・樹脂デッキに比べて価格が安い
・ささくれ・割れが出づらい
・雨や水に強い
・天然木でも35年以上持つ
・害虫が寄りにくい
などです。
天然木とは思えないですよね。
一つひとつ解説していきたいと思います。
ウリン材のメリット
樹脂デッキに比べコストパフォーマンスが良い
天然木&メンテナンスフリーで、半永久的に使えるのにコストパフォーマンスが良いのはとても嬉しいですね。
ささくれ・割れが出づらい
ウリン材は密度が高いため、成長が遅くじっくり時間をかけて育ちます。その為、割れやささくれがほとんどでません。硬く緻密で、木材と石の中間くらいの質感です。手触りも滑らかで、水に濡れても毛羽たちがなく肌触りも天然木の魅力です。
雨や水に強い
ウリンは海辺に生息しており、湿気や海水の耐久性があります。木の大敵、水に強い為、劣化する理由がありません。主産地では「生涯腐らない木」と言われているくらいです。
害虫がよりにくい
ウリン材の中にはポリフェノールが詰まっており、抗菌作用があります。この抗菌作用により、木材の中でシロアリやバクテリアの繁殖を抑えてくれるのです。
また、防腐剤の心配もなく天然成分なのでお子様にも安心です。
ウリン材のよいところをご紹介させていただきましたが、デメリットもございます。
ウリン材のデメリット
シミができることがある
ウリン材にはポリフェノールが含まれているため、雨が降るごとにこのポリフェノールが染み出てきてウッドデッキの周りが汚れることがあります。数か月たつと、樹液が全部出てしまうのでその後は目立つ汚れはなくなってきます。
周囲に着色したポリフェノールは中性洗剤で簡単に洗い落とすことができます。
色の退色
ウリン材はアクがでるごとに色抜けし、半年程でグレージュのような色になります。品質には問題ないので、そのカラーを楽しんだり、塗装していただくのが良いかと思います。
加工が大変
ウリン材はアイアンウッド(鉄の木)とも言われており、重さと硬さがあります。なので運搬が大変で加工も簡単ではありません。ビス止め等する時には、予め下穴を開けておく必要があり、その分施工費用も割高になる傾向があります。

以上、ウリンデッキのご紹介でした。 どうでしたでしょうか?
安いウッドデッキと比べると価格は上がりますが、メンテナンスや耐久性などを考えると最終的にトータルでみてウリン材の方が安くなります。また、メンテナンスフリーの為、お手入れも楽です。ウッドデッキをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!