テラス屋根の選び方
テラス屋根があれば、洗濯物を干していて、急な雨が降ってきても安心できるかと思います。今回は、最近人気の「テラス屋根」のメリットや種類、選び方などをご紹介したいと思います。
テラス屋根を設置するメリット
雨や日差しを遮る
テラス屋根は、雨や日差しを遮ってくれます。雨の日でも屋外で過ごすことができ、直射日光を遮って快適な空間を提供します。
快適な屋外空間
テラス屋根を設置することで、屋外の快適な空間を作り出すことができます。雨や日差しを遮ることにより、気候条件に左右されずにテラスを利用することができます。家族や友人との集まりやリラックスタイムなど、様々な活動に利用することができます。
家の拡張としての利用
テラス屋根は、家の拡張としても利用されます。テラスを屋根で覆うことにより、屋外スペースを有効活用できます。屋外の追加の居住スペースとしても利用することができるでしょう。
テラス屋根選び方のポイント
①材料
テラス屋根にはさまざまな材料があります。一般的な選択肢には、ポリカーボネート、ガラス、アルミニウムなどがあります。それぞれの材料には異なる特性がありますので、自分のニーズに合った材料を選ぶことが重要です。その中でも、ポリカーボネートが人気があり一般的です。軽量で耐久性があり、UVカット機能も備えています。ガラスは透明度が高く、風通しも良いですが、重くて割れやすい可能性があります。アルミニウムは軽量で耐久性があり、メンテナンスが簡単です。
ポリカーボネート屋根
ポリカーボネートと呼ばれる透明なプラスチック材料を使用して作られた屋根のことです。ポリカーボネートは耐久性があり、軽量でありながら強度も持っているため、テラス屋根に適した材料として人気があります。ガラスの約250倍の耐衝撃強度を持っており、紫外線を100%カットしてくれます。透過率が高いため、室内が暗くなりにくいでしょう。おすすめの色は、すりガラス調のマット系です。マット系は汚れも目立ちにくくなっています。
熱線遮断(吸収)ポリカ―ボネート屋根
こちらは、通常のポリカ―ボネートに熱線をさらに遮断してくれます。日差しをよりカットしてくれるので、通常のポリカーボネートよりも冷房効果を高めてくれるでしょう。デメリットとしては、洗濯物が乾きにくくなることです。
熱線吸収アクア(防汚)ポリカ―ボネート屋根
こちらは、通常のポリカ―ボネート屋根に熱線を遮断の機能とさらに汚れをつきにくくしてくれる機能がプラスされた屋根材です。光触媒により太陽光で汚れを分解、雨水で流すことできれいな状態を保つことができます。
熱線遮断FRP(DRタイプ)屋根
こちらは、日差しの室内温度上昇を軽減してくれるので、夏の冷房効率がよくなり冷房費が節約でき、省エネです。そして、こちらもポリカ―ボネートと同じように紫外線をほぼ100%カットしてくれるので、家具などの日焼けも防いでくれます。
②耐久性
テラス屋根は長期間にわたって使用されるため、耐久性が重要です。選ぶ材料の耐久性や防水性を確認しましょう。また、地域の気候条件に適した材料を選ぶことも重要です。
③耐雪性や耐風性
雪に対しては、一般地域用・積雪地域用・多積雪地域用などの商品がたくさんあります。設置される地域にあったタイプなのかを確認することが大切です。
④施工の容易さ
テラス屋根の施工は専門的な技術を必要とする場合があります。施工の容易さや取り付け方法を確認し、もし自分で取り付けるつもりであれば、簡単に施工できるものを選ぶと良いでしょう。
⑤デザイン
テラス屋根は建物の外観にも大きく影響を与えるため、デザインも重要な要素です。自宅や庭のスタイルに合ったデザインを選ぶことで、美しさと調和が生まれます。カラーも様々な色があるので、光の入り方や外観のイメージに合わせ外観と馴染む色を選んでみてください。
⑥予算
テラス屋根の価格は、材料やデザインによって異なります。予算に合った選択肢を見つけるために、複数のメーカーや製品を比較検討することが重要です。
⑦オプションを選ぶ
物干し
テラス屋根の使用用途の中で、洗濯物干し場として使用される方がとても多く、たくさんの方が選ばれるオプションです。こちらがあれば、物干しスタンドを設置しなくてもよいため、スペースを有効に活用することができます。
全面パネル
こちらは、洗濯物など干したときに周囲からの視線を遮ってくれます。前面パネルがあることで、プライバシーの確保に繋がります。また、目隠しの効果だけでなく、雨や風の軽減にもなるのでおすすめです。
テラス屋根の種類
テラス屋根は、基本的には柱と屋根材で構成されています。建物本体の外壁に固定するものや建物には固定せず柱だけで支える独立タイプなどがあります。独立タイプは、外壁に後付けできないケースなどで使われます。屋根の形状は、平面なフラットなタイプやカーブのついたアール型のタイプなどがあります。
すっきりとした、フラットな平面タイプは、どんな外観デザインにも合わせやすいのがポイントです。カーブタイプは、フラットなものと比べると雨風が吹き込みにくいといったメリットがあります。
いかがだったでしょうか?テラス屋根は、新築時でも、後付けでもあまり値段は変わりません。もし、新築時にテラス屋根の設置で迷うことがあれば、生活してある程度経ってから考えてみてもよいかもしれません。今回の記事を、テラス屋根を選ぶときの参考にしてみてください!