外構階段をつくる時のポイント

門柱

建物の外観を美しくするためには、外構にもこだわることが大切です。その中でも、外構の階段はアクセントとして大きな役割があります。外構の階段を設計する際には、安全性や耐久性など多くの要素を考慮する必要があります。今回の記事では、外構の階段を作る際に注意すべきポイントをご紹介し、美しくて安全で耐久性のある外構の階段をつくるためのアドバイスをお伝えできればと思います。

目的を明確にする

①目的の明確化

まず、階段がどのような目的で使われるかを明確にすることが重要です。例えば、建物の正面玄関の階段や、高低差を埋めるための階段など、設計する階段の目的によって、形状や設置場所が異なってきます。

②階段を使用する人々のニーズの把握

また、階段の目的によっては、階段を使用する人々のニーズも異なります。例えば、高齢者や身体的に障がいのある人が使用する階段は、手すりやステップの高さや深さなどが適切でなければなりません。一方、子供たちが使用する階段は、安全性を重視し、手すりやステップの深さや高さを子供たちに合わせた設計にする必要があります。

③デザイン

さらに、階段の目的によっては、デザインにも影響を与えます。例えば、高齢者が使用する階段は、機能性を重視し、手すりやステップの形状がシンプルであることが望ましいです。美しさを重視する場合には、デザイン性の高い階段を選ぶこともできます。

周囲の環境に合わせる

周囲の環境に合わせることは、外構の階段を設計するうえでとても重要です。

①階段のデザイン

階段

まず、階段が設置される場所の周囲の環境を考慮することが大切です。例えば、周囲に木々が多く、自然豊かな場所に階段を設置する場合には、自然素材を使用した階段や、周囲の風景に溶け込むようなデザインの階段が適しています。
また、周囲の建物や庭のスタイルに合わせて、階段のデザインを調整することも必要です。例えば、モダンな建物には、スタイリッシュでモダンなデザインの階段が合います。一方、伝統的な建物には、木材を使用した温かみのある階段が似合います。

②色や素材

さらに、周囲の環境に合わせて階段の色や素材を選ぶことも大切です。例えば、周囲の環境が静かで落ち着いた雰囲気の場合には、自然な木目のある階段が合います。一方、明るい色やグラフィカルなデザインの階段は、活気のある場所に適しています。

安全性を考慮する

①手すり

まず、階段の手すりは必ず設置しましょう。手すりがあることで、階段を昇降する際にバランスをとりやすくなり、転倒や転落の危険性を減らすことができます。また、手すりは握りやすく、十分な高さに取り付けることが大切です。

②階段の段の高さや幅

段の高さや幅が不均等であると、転倒やつまずきの原因になります。階段の段の高さは、一般的に15cmから20cm程度が適切とされています。また、階段の幅は、通常70cmから100cm程度が適切とされています。

③階段の滑り止め

階段に滑り止めの材料を使用することで、足が滑りにくくなり、転倒や転落の危険性を減らすことができます。滑り止めの材料としては、ゴムや滑り止めの施された木材、または滑り止めの加工がされたタイルなどがあります。

④照明

階段の周囲に十分な照明を設置しましょう。特に夜間や暗い場所では、階段が見えにくくなり、転倒や転落の危険性が高まります。階段の周囲には十分な照明を設置し、階段を明るく照らすことが大切です。

耐久性を確保する

①使用する材料

外構の階段でよく使われる材料としては、コンクリート、木材、石材、タイル、鉄などがあります。それぞれの材料には、特性がありますので、予算や好みに合わせて最適な材料を選択しましょう。耐久性のある材料を選ぶことが、長期間にわたりを美しく維持するための大切なポイントです。

②耐荷重

階段の設計においては、耐荷重を考慮することも大切です。階段には、人の体重の他に、荷物や家具なども運ぶことがあります。そのため、階段の耐荷重を考慮し、適切な強度を持つように設計しましょう。

③階段のメンテナンス

定期的に掃除やメンテナンスを行うことで、汚れや傷みを防ぎ、耐久性を高めることができます。木材を使用した階段の場合は、防腐処理や塗装を行い、水や虫の侵入を防止することが重要です。

④対策

階段を設置する場所や気候条件に応じて、対策を行うことも必要です。例えば、風雨や日光による劣化を防ぐため、適切な屋根や日除けを設置することが重要です。また、冬季には雪や凍結による滑りやすさに注意し、対策を講じることも大切です。

デザインにこだわる

①建物の外観や周囲の環境に合わせたデザイン

門柱

まず、階段の形状やデザインを決定する際には、建物の外観や周囲の環境に合わせたデザインを考えましょう。階段が建物や門柱などの他のエクステリアに調和するようにデザインすることで美しい外観を実現できます。

②材質や色、仕上げ

階段における材質や色、仕上げについても、デザインにこだわることができます。木材を使用した階段であれば、木目を生かしたデザインや、塗装や染色で色を変えることで、おしゃれなデザインを実現することができます。石材やタイルを使用した階段であれば、色や形状を組み合わせることで、個性的なデザインを実現できます。

③階段周辺のデザイン

外構

手すりや照明など、階段周辺のデザインにもこだわりましょう。手すりには、金属製・木製・ガラス製のものなど、材質や形状によって様々なデザインがあります。照明についても、間接照明やダウンライトなど、効果的な照明を取り入れることで、階段の美しさを引き立てることができ、門柱駐車場など、周辺エクステリアとバランスを図りながら、一体感ある階段アプローチ環境を構築することも可能です。


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外構の階段を作る際には、目的を明確にし、周囲の環境に合わせ、安全性や耐久性を考慮し、デザインにもこだわることが大切です。これらのポイントを踏まえた上で、自分たちに合った階段を設置することで、より快適で安全な生活空間を実現することができます。外構の階段設置を検討している方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。


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