人工芝のお手入れ方法
人工芝はお手入れが楽なことからとても人気があります。天然芝であれば必要な、散水・施肥・芝刈りなど必要ですが、人工芝であれば、その必要がありません。ですが、全く掃除やお手入れが不要というわけではなく、景観をより長持ちさせるためには、定期的な掃除やお手入れが必要です。今回は、人工芝の掃除やお手入れ方法についてご紹介したいと思います。
人工芝のお手入れに便利な掃除道具
①人工芝専用ブラシ
人工芝の繊維を傷つけずに、汚れを取り除くために設計された専用ブラシがあります。人工芝表面のほこりや落ち葉、頑固な汚れを効果的に取り除くことができます。
②人工芝専用掃除機
人工芝専用の掃除機は、芝の繊維を傷つけずに汚れやペットの毛を吸い取ることができます。通常の掃除機とは異なり、特殊なブラシや吸引力の調整機能を備えています。
③ブローワー
ブローワーは、芝の表面にたまったほこりや落ち葉を一気に吹き飛ばすのに便利です。風力の強さや方向を調整できるので、広範囲の人工芝の清掃に適しています。
④水洗い用ホースや散水器
定期的な水洗いには、水洗い用のホースや散水器が必要です。水を使って人工芝の表面を清掃し、汚れや臭いを取り除きます。
⑤竹ぼうき
ナイロン製のほうきは人工芝を傷めやすく、人工芝を傷めにくい竹製のホウキであれば散ったばかりの落ち葉や大きなゴミを集めやすいです。
⑥モップ
人工芝があるご家庭では、モップ1つ用意しておくことがおすすめです。人工芝の掃き掃除は基本的にモップを使っておこないます。ほうきや掃除機では使い勝手が異なり台用ができません。
⑦デッキブラシ
寝てしまった芝生を立ち上がせるためにデッキブラシを使用します。土や砂利などを掃除する際にも使えます!
人工芝の様々な掃除の仕方
①ブラッシングを行う
人がよく通る場所の芝生は、だんだんと倒伏していきます。定期的にデッキブラシでブラッシングを行うことで倒れた芝が元に戻ってくれます。
②ブローワーや掃除機・ほうきの使用
人工芝の表面のほこりや落ち葉、砂などを取り除きましょう。軽い汚れの場合は、これだけでも十分です。頑固な汚れやペットの毛などを取り除く場合は、人工芝専用の掃除機、ブローワーなどを使用すると効果的です。掃除機は、人工芝の繊維を傷つけずに汚れを吸い取ることができます。落ち葉などはブローワー(送風機)を使い、吹き飛ばす方法もあります。
③水洗い
定期的に人工芝全体を水洗いしましょう。ホースや散水器を使って、水を流すだけでOKです。これにより、表面の汚れや臭いを取り除くことができます。
特にペットの排泄物があった場合は、速やかに取り除き、その後に水洗いを行います。
④ペットを飼っている場合
ペットを飼っている場合は、ペットの排泄物を定期的に取り除くことが重要です。汚れが固まった場合は、水洗いや専用の消臭剤を使用してニオイを防ぎましょう。
⑤油等が付いたら
人工芝の上に万が一、油やガソリンなどで汚れた場合は、変色してしまうため乾いた布で拭き取り、その後布に中性洗剤を含ませて芝に付いた油をふき取ります。その後水で洗い流して自然乾燥させてください。
⑥ペットの糞
犬や猫のペットの糞は、固形物を取り除いてから水で洗い流してください。
⑦雑草が生えたら抜く
人工芝を突き抜け、雑草が生えてくる場合があります。また、雑草の種が飛んできて人工芝の上へ落ちて人工芝に根付くこともあるでしょう。もし、雑草を見かけたら成長する前にすぐに抜いて ください。草抜きの手間をなくすために、人工芝の下には、専用の防草シートを敷きましょう!
⑧雪が積もったら・・・
人工芝に雪が積もったときは、スコップで雪かきをしてください。その後、ホースの水で流していきます。雪が降ったあとにそのままにしておくと、つぶれてしまう可能性があります。人工芝が寝てしまわない程度の雪であれば残っていても問題ないですが、重いと芝生が雪の重みで寝てしまう可能性があるので注意してください。
人工芝を長持ちさせるために
人工芝を少しでも長持ちさせるためには、適切なケアとメンテナンスが重要です。人工芝を長持ちさせる方法をお伝えします。
適切な使用と負荷の分散
人工芝の耐久性を高めるためには、使用や負荷を均等に分散させることが重要です。特定の場所に頻繁に負荷がかかる場合は、家具や遊具の位置を定期的に変えることで、芝の摩耗を防ぐことができます。
高温や火物からの保護
高温の物や引火物が人工芝に触れると、芝が損傷したり変形したりする恐れがあります。たとえば、バーベキューグリルや火気を近づけないようにしましょう。
硬い物や鋭利な物の注意
人工芝は比較的耐久性がありますが、硬い物や鋭利な物が直接芝に接触すると、傷やダメージの原因になります。家具の脚や炭火などが直接芝に触れないように注意しましょう。
車両走厳禁
車の乗り入れなどはおすすめできません。
適切な排水
人工芝は通気性がありますが、適切な排水が行われないと水がたまってしまい、劣化やカビの原因になります。人工芝の下には適切な排水システムを設置し、雨水や水のたまりを防ぐようにしましょう。
また、大量の水を排水する際は急激に行わないよう注意し、1か所に集中しないように分散させ時間をかけて排水してください。
人工芝のお掃除やお手入れの方法をご紹介させていただきました。これらを定期的に行うことや注意することで、人工芝を美しく保つことができ、長持ちに繫がるでしょう。