外構工事におすすめな季節
外構工事は、季節を問わず同じと思われている方も多いかもしれませんが、実は季節や時期によってメリットやデメリットがあります。例えば、エクステリア商品は新商品が発売される時期や価格が上昇する時期があったり、植物などでは植え込みや剪定のタイミングが大切です。そこで今回は、外構工事に最適な季節についてご紹介したいと思います。
春の外構工事
春は、雑草が生えてくるのが気になるなど、エクステリア工事のきっかけになることが多い季節です。新商品が発売される時期でもあり、こだわりの外構工事やオリジナリティを出したい人におすすめです。また、春苗が出回るので、植栽を行う場合もいいでしょう。庭全体と植栽とエクステリアアイテムでコーディネートしたい人にはメリットがあります。
植栽は春に元気よく育ちますが、水やりは欠かせません。枯れないように注意しましょう。
一方で、春は古い商品が販売終了になり、手に入らなくなることがあります。また、突風が吹くこともあるため、工事のスケジュールには注意が必要です。工事業者の依頼も増える時期なので、予定通り進めるためには早めの依頼が大切です。
春はメリットが多い季節のため、工事依頼が殺到することもあります。工事の予定を考慮し早めに依頼を済ませましょう。
夏の外構工事
夏は非常に暑い季節であり、地域によっては気温が40℃を超えることもあります。また、日本の夏は湿度も高く、体力的なダメージや雨が多く降ることもあるでしょう。
プロの職人は、常に屋外での作業に慣れており暑い日でも特に問題はありませんが、夏の外構工事におけるデメリットは、コンクリート仕上げに関することです。太陽光が直接当たる部分と建物などの影がかぶる部分でコンクリートが硬化する過程でムラが生じることがあります。
ただ、経験が豊富な職人さんたちは、このような問題をしっかりと見極め、適切な対応を行います。細かな仕上げが気になる場合は、土間コンクリートではなくタイルなどを使用することで均一な仕上がりになるでしょう。
秋の外構工事
秋は台風が来るシーズンでもあり、工事のスケジュールに影響がでる可能性があります。ただ秋には、植栽工事に向いているというメリットがあります。春に比べると劣るかもしれませんが、秋も植栽工事の行うよいタイミングです。
秋のような穏やかな気候は、工事を行うメリットになるでしょう。
冬の外構工事
冬は気温が低くなり、場所によっては雪も降る季節です。これにより、外構工事に影響がでる可能性があります。特に、コンクリートなどの素材が凍結しやすくなるため、工事の進行に支障をきたすことがあります。コンクリートはエクステリア工事に不可欠であり、カーポートやテラスなどの基礎や駐車スペースの舗装に使われます。そのため、冬場の条件が悪化することは避けられません。
一方で、冬場に行うメリットがある工事もあります。例えば植栽の工事です。冬は落葉樹が休眠期に入る時期であり、春の成長期に根をしっかりと伸ばすためには、秋の終わりや春の直前に植え付けすることが大切です。針葉樹や常緑樹の場合、管理が難しいため、春直前の植栽がおすすめです。
外構工事には、それぞれの季節でメリットとデメリットがあります。お客様にとって最適な季節は、そのときの状況や希望により違ってきます。もし、外構工事の季節を考える際には、工事の流れを理解することがとても大切です。例えば、玄関アプローチの舗装工事などを、どのタイミングで行うべきか、それが家を建てた後でもできる工事なのかなどを把握することが必要です。これらのことを知っていることで、外構工事の打合せがスムーズに進みます。工事の流れを把握して、理想の外構をつくりましょう。