お庭を駐車場へリフォームしたい方へ
車の購入に伴い、駐車するスペースがなく、お庭スペースを駐車場へリフォームしたいと考える方は多いのではないでしょうか?今回はお庭を駐車場へリフォームするにあたり、流れや注意点、駐車場工事のこと等をまとめてみました。
お庭を駐車場へリフォームする時の流れ
①駐車場を広げる部分の撤去工事
ブロック塀や門がある場合は資材を解体して撤去を行い、庭へ植えてある植木などは根本から撤去します。それらを廃材として処理し、撤去した場所の埋め戻しを行います。
②駐車場スペースの舗装
舗装せず土のままにすると雨が降った時などにドロドロになり、水たまりができてしまったり、駐車場に停めた車が土で汚れてしまったりします。また、雑草が生えるので定期的なお手入れも必要になってきます。なので、「コンクリート」「砂利」「アスファルト」などで駐車スペースを舗装するのが一般的です。
③フェンスの設置
フェンスは、自宅と近隣住宅との境目を区切る役割や、自宅への侵入・車の盗難などの防犯対策にもなります。
駐車場フェンスの種類はチェーンポール・オープンゲート・シャッター等があります。
駐車場には3つのタイプがあります
カーポートタイプ
柱と屋根で設置してつくられたものです。駐車場をリフォームする際に1番人気なのがカーポートタイプです。舗装だけのオープンスタイルより費用はかかりますが、鳥の糞や紫外線、雨や雪などから車を守ることができます。
ガレージタイプ
ガレージとは、屋根と3方向以上の壁がある「車庫」のことです。壁や屋根で囲われているため、カーポートよりも紫外線・風・雨から車を守ってくれます。また、車が外から見えづらい為防犯効果にもつながります。費用はカーポートタイプに比べるとあがり、100万円からが多いでしょう。
舗装だけのオープンタイプ
シンプルな駐車場のリフォームのタイプは舗装のみを行い駐車スペースをつくる、オープンスタイルです。お庭を駐車場にリフォームする場合は、コンクリート施工にするのが一般的です。
舗装タイプ
砂利
駐車場の費用を安くおさえたい場合は砂利がおすすめです。砂利は歩くと音がするので、防犯性も高くなります。デメリットは、砂利の間から雑草が生えてきたり、駐車する際に砂利が跳ねる可能性もあります。また、落ち葉の掃除であったり砂利の雪かきはとても大変です。
アスファルト
アスファルトは比較的初期費用が安く、排水性が高いです。色は黒っぽく、道路では一般的に使用されています。耐久性は低く、ひび割れができやすいため、定期的なメンテナンスが必要になります。
コンクリート
コンクリートは非常に硬く耐久性もあり汚れも水で洗い流せるため、メンテナンスの手間がかかりません。初期費用は砂利に比べると費用がかかり、雨に濡れると滑りやすいというデメリットがあります。
ドライテック
透水性コンクリート(ドライテック)はご存じでしょうか。ドライテックは透水性があるため、コンクリートと違い、水たまりができません。普通のコンクリートよりも細かい粒子なので滑りづらく、防草効果もあります。ゲリラ豪雨や大雨などの水害対策にもなります。
駐車場を舗装する際には、多少値段がはってもコンクリートにすることをおすすめします。コンクリートの中でもドライテックにすることで、コンクリートのデメリットである排水性の悪さを気にすることがなくなります。
お庭を駐車場にする際の注意点
駐車場のスペース
駐車場のリフォームをする時に気をつけていただきたいのが、余裕のあるスペースの確保です。
駐車場は、車のサイズより周囲1メートル前後広くとることが一般的です。工事が終わってから、駐車場が狭くて車の出し入れや乗り降りが大変といった後悔出てくることがあります。そのような後悔のないよう、しっかりと先々のことも考えて全方位広めの駐車スペースを確保することをおすすめします。
建築確認申請が必要になる場合も
屋根と3方向以上の壁があるガレージを設置する際は建物として扱われ、法律に基づく「建築確認申請」が必要となる場合があります。申請が必要かどうかは、業者や自治体の窓口へ相談してみてください。建物と認められる場合は、固定資産税も発生します。
必要経費を把握しておく
現状のお庭の状態により、費用も大きく変動してくるので注意が必要です。撤去工事の費用、舗装工事の費用、駐車場設備の費用、フェンスの費用等がかかってきます。
今回は、お庭の駐車場化についてご紹介しました。お庭を駐車場へリフォームするには、それなりにコストもかかってきます。どんな駐車場にしたいのか、何を目的にリフォームしたいのかを改めて考え検討してみてください。
車の買い替えなどでリフォームご検討中の方は、「駐車場工事のポイント」や「庭リフォーム・外構リフォーム費用と施工事例」も参考にし、ぜひ快適な駐車環境を実現してください。