水たまりができない、環境にやさしいコンクリート「ポーラスアイ」
今回は、特殊なコンクリートのご紹介です。名前は、透水性コンクリート「ポーラス・アイ」。ポーラスアイは、水はけが良く、雨水が浸透しやすいため、施工場所の浸水対策にも効果的です。
また、熱に強く、耐久性にも優れているいため、長期間の使用にも耐えられます。さらに、ポーラスアイは、アスファルトやコンクリートのように硬質で滑りやすい面を持たず、安全性を高めることができます。
ここでは、ポーラスアイの特徴をいくつかあげてみたいと思います。
ポーラスアイの特徴
①透水性に優れている
透水性とは水を通す性能のことです。雨が降っても水たまりはできません。駐車場や玄関、アプローチに最適です。
②水は通すが、草は生えない
透水性があり、水は通しますが草は生えません。人があまり通らない家の裏口や犬走など、ポーラスアイを施工することで、防草効果とともに過剰な湿気を予防できます。
③ゲリラ豪雨やヒートアイランド対策に
ポーラスアイは、透水性に優れているため、雨水を地面に浸透させることができます。このため、ポーラスアイを使ったアプローチや駐車場の場合、雨水が側溝や河川に流れ込む前に地面に浸透するため、洪水リスクを軽減することができます。また、ポーラスアイは、地面と同じように水分を蓄えることができるため、夏場には地面の水分が蒸発することで涼しくなり、冬場には水分が凍ることで熱を逃がす働きをします。そのため、周辺に比べて気温が低く、ヒートアイランド対策になり効果的です。
④機能的
ポーラスアイは表面が砂利状になっています。そのため、雨が降っても滑りにくいです。
⑤カラーが豊富
カラーのバリエーションも豊富なので、住宅に合わせたり、好みの外構にしたりするためにカラーを選ぶことができるので、嬉しいポイントです。
⑥耐性強度が高い
重さの強度は、土間コンクリート以上にあると言われています。
⑦材料費はやや高め
ポーラスアイは、生コンクリートよりお値段はしますが、「仕上げが不要」「水勾配や側溝がいらない」などといったことから、トータルコストを同等にできることもあります。
⑧メンテナンスは必要
ポーラスアイは、空隙率が高いため表面が汚れやすく、メンテナンスが必要になります。目詰まりを起こすと、透水性が劣ってしまうため、長期的に使用するには、定期的な掃除や破損部分の補修を行いましょう。
今回ご紹介したポーラスアイは、アプローチや駐車スペースの外構工事に人気があります。
見た目が普通のコンクリートとは違うため、実際に施工写真等を見て確かめてみることをおすすめします。駐車場工事を考えている方がみえましたら、今回の記事を参考にし透水性コンクリート「ポーラスアイ」も検討してみてはいかがでしょうか。