センスの良い外構4つのポイント
センスの良い外構とはどのようなものでしょうか?テイストは異なっていても、センスのある外構には共通点があります。今回は、どんなお庭にも取り入れられる4つのポイントをご紹介します。
①色合わせ
センスのいい外構に共通して言えるのは、「色合わせ」がよく考えられているということです。まずは好みのテイストを決めると、色を選びやすくなります。
例えば、優しい印象の北欧風に仕上げたい場合、基本は白です。そこにナチュラルな木調色などをプラスしていきましょう。かっこいいテイストに仕上げたい場合は、黒を主役にして白を取り入れてモノトーンでまとめるのも良いでしょう。白黒だけでは物足りない場合は、ポストなどで少しだけ差し色を加えると効果的です。
ベースやメインとなる色を決めたら、そこに程よくアクセント色を加えることがおすすめです。また、外構を住宅の建物に合わせる方法もあります。例えば、ウッドデッキを後付けする際は、既存の窓サッシやフローリングの床材と色を合わせると調和が生まれます。色を過剰に取り入れず、一定の統一感を持たせることがセンスの良い外構の秘訣です。
②隠す
センスの良い外構は、見せたいものと隠したいものとが明確に分かれています。生活感の溢れるものや、お庭のテイストに合わないものは、できるだけ目立たないようにしたいですね。電気メーターや配管、家と調和しない物置、自転車などは、可能な限り隠すように意識しましょう。
隠すのが難しい場合は、目隠しフェンスを導入するのも一つのアイデアです。木目調のフェンスであれば、洗練された外観を保ちながら、視線を程よく遮断してくれます。
自転車は家の周囲に適当に置いておくと、どうしても生活感が溢れてしまいます。サイクルポートを設置して、きちんと収納する場所を確保しましょう。決まった場所に整理整頓するだけで、雑然とした印象がなくなります。
必要以上のものを置かない
センスの良い外構にするには、「必要以上のものを置かない」というポイントも大切です。お部屋のインテリアでも同様ですが、物が多すぎると生活感が溢れてしまい、お洒落さが損なわれてしまいます。
例えば、ガーデニング用品や子どもの砂遊びセットなどを玄関先に放置していませんか?また、週末にバーベキューしたときのテーブルセットが出しっぱなしになっていませんか?これらを放置しておくと、庭や玄関周りが乱雑になり、センスの良い外構とは程遠い状態になってしまいます。
すっきりとした印象を保つためには、収納スペースを設けて物をきちんと片付けることが大切です。定期的に整理整頓を心掛けることで、外構全体の美しさを保つことができます。
④優先順位をつける
センスの良い外構を完成させるためには、「優先順位」を考えておくことも重要です。外構は手を加えることで無限に費用がかかり、テイストが統一されなくなることがあります。一度にすべてを完璧にする必要はなく、後から追加していくこともできるので、どこから手をつけるかを考えるときには優先順位を決めてみましょう。
来客が多いご自宅であれば、玄関アプローチに注力するのが良いでしょう。玄関の外観にフェンスや玄関ドア、門扉などに予算をかけることで、お家の印象を一変させることができます。車を大切にする方であれば、カーポートやカーゲートなど、駐車場周りから外構づくりをスタートさせるのも良いアプローチです。
外壁のアクセントとなる縦格子やカーポート背面の木調色が調和しているのが印象的で統一感がありますね。木調色は温かみを感じさせてくれます。
センスの良い外構をつくるための法則として、色合わせを意識する、隠すものを知る、必要以上のものを置かない、優先順位をつけるという4つをご紹介しましたが、取り入れられそうなものはありましたでしょうか?
特に4つ目の優先順位をつけることはとても大切です。好みやライフスタイルが変わってしまう場合もあるかもしれません。今の好みやライフスタイルに合わせて、一度に完全な外構を目指すよりも、予算内でしっかりかけるところはかけ、抑えるところは抑え、必要なときに追加していくというのが失敗を少なくするコツです。