庭じまい
庭じまいとは?
庭じまいとは、お庭の終活です。植物がたくさんあるお庭はとても癒されますが、庭木の剪定や草抜きなど綺麗なお庭を保つ為にはお手入れがかかせません。高齢になると、そのようなお手入れが大変になってくるかと思います。
こうした負担を軽減するために、庭木等を減らしリフォームやバリアフリーにし、お手入れが簡単な庭、また相続した人が困らない庭に変えていきます。
では、庭じまいとはどのようなことを行うのでしょうか。
今回は、庭じまいについて簡単に説明していきますね。
庭じまいを行う3つの目的
バリアフリー化の為
高齢になってくると、車いすでも安全に通ることができるように段差をなくすなど、バリアフリー化のために庭じまいを始める人もいます。お庭での転倒リスクを減らすなど、安全のために大切です。
負担を軽減する為
冒頭でもお伝えしましたが、戸建てに住んでいると草抜きや剪定などお庭のお手入れが定期的に必要になってきます。高齢になるにつれて、そのような作業が大変になることがあり、負担を少なくするために庭木を伐採したり、抜根をして処分するなどし、庭じまいを行う方がみえます。
相続後迷惑をかけないようにする為
将来、子供に相続することを考えて、庭を相続した家族の負担を減らす目的です。
庭じまいで行うこと
剪定・伐根
庭木の伐採や、根ごと抜根を行うなどし庭木の処分をします。庭木の処分を行うことで、落ち葉などの掃除や剪定などの手間がかからない庭にリフォームすることができます。
庭地を埋める
庭に池がある場合、落ち葉や泥で汚くなることが多く掃除が大変だったり、安全性の為にも庭地を埋めることも庭じまいで行うことのひとつです。
人工芝にする
雑草が多いお庭の草抜きはとても大変です。防草シートで雑草対策を行ったり、コンクリート敷きにしたり、芝生のおうちは人工芝にするなど、雑草対策を行い草刈りを不要にします。
安全なお庭にする
お庭のブロック塀や段差などあるお家は、経年劣化も進んでいるところもあるかと思います。自然災害などで倒壊破損する恐れもある為、倒壊や破損などの防止のためにブロック塀の撤去であったり、段差をなくしスロープに変えるなど、庭じまいで事故のリスクを軽減できる安全なお庭にすることも大切です。
庭にある不用品の処分
お庭に使わないブロックやプランター、またボロボロになった物置、物置の中にも使わなくなったものをそのままになっているお家も多いです。そのような放置された不用品などを庭じまいで処分しておくことも大切です。
将来のことを考えて庭じまいを行うことは、とても大切です。
自分自身のお手入れの負担や安全性、また残される家族の今後の負担を考え、計画的な庭じまいを始めてみてはいかがでしょうか。