狭いお庭を有効活用するコツ

お庭をもっと活用したいけれど、「狭いから無理」と諦めていませんか?実は、庭の楽しみ方やデザインはサイズに左右されるものではありません。小さなスペースでも、工夫次第で心地よい空間に変えることができます。今回は、限られたスペースを最大限に活用するアイデアをご紹介します。
リビングに近いお庭を「楽しむ」空間にしよう

狭いお庭は、屋外とお部屋がすぐ近くにあるのが魅力です。この近さを活かして、リビングとのつながりを大切にした楽しむスペースにしましょう。
例えば、ガーデニングや家庭菜園を始めるのにぴったりです。狭い庭では、植物の成長を常に目にすることができるため、適切な水やりのタイミングや収穫時期を把握しやすいです。
リビングのソファやダイニングチェアに座りながら庭を楽しむには、グリーンの配置がポイントです。視線が集まる位置に目を引く植物を置き、遠くに低い植物を配置することで、奥行きを感じられ、庭全体が広く見える効果があります。
②個室と塀の間を「眺める」スペースに
個室やお風呂場の小窓から見える小さな庭は、眺めるための素敵な場所として利用してみましょう。小窓をキャンバスのように考え、お気に入りの植物を配置することで、美しい景観を作り出すことができます。窓に映る部分だけを意識すれば良いので、気軽に楽しむことができます。
隣家が近く、日陰になりがちな狭い庭には、坪庭風のアレンジがオススメです。日陰を好む植物を選んでコーディネートすれば、夏には室内に涼しさをもたらす坪庭として楽しむことができます。 広い庭を整えるのは手間がかかりますが、裏側にある小さな庭なら、手入れも比較的楽に行えるので、気軽に楽しむことができます。
③勝手口に面した庭を便利なストックヤードに活用しよう
勝手口に隣接した庭が、ただの通路として使われていませんか?このスペースは、買い物帰りやゴミ捨てに頻繁に通る場所であり、工夫次第で家事を楽にしてくれます。
おすすめの活用方法は、ストックヤードです。買い置きの野菜や飲み物、アウトドアグッズの収納、さらにはゴミの一時置き場としても活用可能です。このエリアをストックヤードにすることで、重い荷物を室内に運び入れる手間を省き、泥汚れや匂いの心配も軽減されます。
「狭いから」や「使いづらいから」といった理由で家の周りのスペースをそのままにせず、適切な使い方を考えることで、毎日の生活がより豊かで楽しくなります。
④ウッドデッキを設置する

「ウッドデッキのあるお庭」と聞くと、広々とした庭を思い浮かべることが多いですが、実は小さな庭や形が変わった庭でもウッドデッキを設置できます。ウッドデッキを置くことで、庭の楽しみ方がさらに広がります。
ガーデニングや家庭菜園が楽しめる
ウッドデッキを設けると、庭だけでなくデッキの上にも植物を置けるようになります。庭での育てる楽しみはもちろん、室内からウッドデッキに並んだ花々や植栽の美しさを眺めて楽しむこともできます。
さらに、ウッドデッキは室内と庭の段差を減らし、出入りをスムーズにしてくれます。これにより、ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい方には特におすすめです。ウッドデッキに座りながら、植栽の手入れや収穫をゆったりと楽しむことができます。
また、草抜きは美しい庭を維持するために大切ですが、熱い時期は大変です。ウッドデッキの下は雑草が生えにくくなるため、草むしりの手間が減ります。
子供やペットの遊び場として
デッドスペースになっていた庭にウッドデッキを設けることで、子供やペットが遊ぶ場所としても活用できます。おもちゃの車やボールで遊ぶなど、居住空間がより広がります。
外からの視線が気になる場合は、ウッドデッキにフェンスやルーフを取り入れることで、コンパクトなプライべーと空間を作ることもできます。この半屋外の心地よいスペースでは、お子様と一緒に読書をしたり、音楽を楽しんだり、DIYなどにも挑戦することができます。
窓の外をウッドデッキでつなぐ
奥行きが狭く細長い庭の場合、窓の外をウッドデッキで囲むプランもおすすめです。キッチンやリビング、和室など、さまざまな空間がウッドデッキを介してつながることで、住まいの移動のしやすさが向上します。限られた敷地を最大限に活用できるでしょう。
別の部屋への移動や家族への声掛けも簡単になり、ウッドデッキは家族のコミュニケーションスペースとしても活躍します。外に干した洗濯物をすぐに別の部屋に運ぶことで、家事動線もスムーズになります。
小さなお庭を有効活用することで、限られたスペースを最大限に生かし、生活の質を向上させることができます。ウッドデッキやストックヤード、緑の配置など、工夫次第で楽しい空間を作り出すことが可能です。ガーデニングや家庭菜園を楽しんだり、家族やペットが遊ぶ場を設けたり、プライベートなくつろぎの空間を作ることができます。