ハーブで花粉症対策を

3月に入り花粉症の季節がやってきました。花粉症に効くハーブがあることをご存知でしょうか?ハーブティーにして飲んだり、香りを嗅ぐだけでも効果があると言われています。自然の力を使った花粉症の対策をぜひ取り入れてみてください。
今回は花粉症に効くと言われているハーブのご紹介をさせていただきます。
花粉症に効くハーブ
エルダーフラワー

フラボノイドという成分を持つこちらのハーブは、「インフルエンザの特効薬」とも言われており、風邪やインフルエンザへの対策として用いられています。粘膜の浄化作用があり、花粉によるひどい鼻水や鼻づまり、くしゃみなどの症状を和らげてくれたり、発汗・利尿作用によるデトックス効果も期待できます。
エルダーフラワーティーは、甘いマスカットのような香りとフルーティーな味わいを楽しむことができ、おすすめです。
ジャーマンカモミール

カモミールは、リラックス効果があり、胃腸の調子をよくする働きをもっています。そのため、ストレス性胃炎などの症状がある方におすすめです。カモミールは、精油成分のカマズレンに抗アレルギー作用・消炎作用があり、花粉症による鼻腔やのどの炎症緩和を助けてくれます。同じく精油成分のα-ビサボロールには優れた鎮静作用があり、鼻づまりなどの諸症状によるストレスを和らげてくれます。
ジャーマンカモミールのハーブティーは、甘酸っぱいりんごの香りとフルーティーな甘い味わいで人気のある飲みやすいハーブです。※キク科アレルギー、ブタクサ花粉症の方は注意が必要。
ネトル

ネトルは多くの栄養素が入っており、「ミネラルの宝庫」とも言われています。花粉に反応し、くしゃみや鼻水などアレルギー反応を起こすヒスタミン。このヒスタミンの過剰な働きを抑える作用があり、体内の老廃物を排除・血液を浄化する効果があります。花粉症にも効果的ですが、喘息の治療にも利用されているそうです。
ネトルティーは緑茶に似た風味でクセがなく飲みやすいハーブティーです。
ルイボス

ルイボスは、抗酸化作用が強く、身体の老化を促進する体内の活性酸素を消去する働きがあり、抗アレルギー作用、代謝促進作用による便秘や冷え性の解消など、いろいろな症状の予防・緩和のために使用されています。花粉の多い時期は、代謝機能が下がる時期なので、花粉症対策や冷え性の改善、体内の老廃物排出もかねて飲んでもらうことをおすすめします。
ローズヒップ

ローズヒップは「ビタミンの爆弾」と呼ばれるほどビタミンがたっぷりなハーブです。
レモンの約20倍ほどのビタミンCが含まれており、ビタミンCを摂ることで体の免疫力を高め、ヒスタミンの分泌を抑える効果があります。また、花粉症対策としては喉・鼻腔などの炎症によって消耗されるビタミンCの補給にも役立ってくれます。
ローズヒップティーは甘酸っぱい香りと味です。酸味強く、はちみつを加えることで甘くなるのでおすすめです。
ペパーミント

ガムなどでも使われることの多いペパーミント。爽やかな香り、清涼感のある風味が特徴のこのハーブには、ミントポリフェノールと呼ばれる成分が含まれています。また、緊張を和らげる賦活作用と鎮静作用の両方をもっていることが特徴で、花粉症対策では、ミントポリフェノールが、アレルギー反応の抑制および粘膜の改善に効くとされ、鼻水・鼻づまりを解消してくれます。ペパーミントティーは、ミント特有の清涼感のある風味が好まれています。

花粉症に効くハーブはこの他にもたくさんあります。習慣的に飲み続けることで、体質がかわり、花粉症の症状が出にくくなるそうです。ぜひ、花粉症のシーズン時期にハーブティを飲んで花粉症予防をしてみてください。お庭でハーブを育てて、香りを楽しんでみるのもいいかもしれません。