新築外構工事の最適なタイミングは?引き渡し前 or 後どっち?

新築で家を建てる際、「外構工事っていつから始めるべき?」「引き渡し前でも相談できる?」等、迷われている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、建築前~建物引き渡し前3ヵ月くらいの、余裕を持ったタイミングでの外構相談をおすすめしています。
今回は、そんな後回しにされがちな外構工事・エクステリア工事のタイミングについて解説していきます。
新築外構工事の最適なタイミングは?




外構工事をするタイミングは、新居にかける予算配分や外構工事の内容にもよりますが、引き渡し前の余裕を持ったタイミングで相談するのが最適です。
引き渡しギリギリのタイミングや、引き渡し後から外構相談をはじめるのはあまりおすすめできません。
なぜなら、建物工事の完了間近に外構業者へ相談しても、引き渡し後すぐに外構工事を間に合わせることは難しいからです。
また、引き渡し後に外構相談をはじめる場合も、外構が整備されていないと、新居生活に一定期間不便さを感じることもあるでしょう。
ガーテリアのように造成工事も行う業者であれば、建物着工前に相談することで費用面でもお得です。
外構工事に最適な季節のタイミングは?
外構工事は、季節や天候によって工事の進捗に違いが出ることがあります。
1年を通して最も外構工事におすすめな季節は、春と秋です。
なぜなら、春と秋は気候が穏やかなため、工事もスムーズに進められるからです。
特に、4月~6月前半、9月後半~11月は外構工事のベストタイミングです。
逆に、6月前半から7月にかけての梅雨時は、雨の影響を受けるコンクリート工事などができないため、工期が遅れる可能性があります。
また、冬季に積雪の多いエリアでは、雪害による工事遅延も同様に考慮しておくと良いでしょう。
外構工事の相談タイミングを早めた際の5つのメリット
外構工事の相談タイミングは、遅くなると様々な問題が出てきますが、早めに相談することで得られるメリットは多くあります。
外構についてしっかりと時間をかけることができる

外構工事を引き渡し直前に相談すると、どうしても引き渡しに合わせて急いで進めてしまいがちです。
外構業者との打ち合わせも十分にできず、完工後にトラブルにつながるケースもあります。
家の着工前や建築途中の早い段階の相談であれば、外構設計についてしっかり考える時間ができ、製品選別やプラン精査も可能となり、理想的な外構空間の実現に近づけます。
新居生活に合わせて理想の暮らしが体感できる

建物の引き渡し後に、ゆっくり外構工事について考えたいという方も多くみえます。
しかし、入居後に外構工事がスタートとなると、家の外まわりの安全性や防犯性、工事をするまでの期間や工事中の生活の不便さが気になる場合があります。
その点、早めに外構工事を考えておけば、引き渡しとほぼ同時に新居で理想の生活を満喫でき、家づくりの苦労からも解消されます。
外構業者を比較・検討することができる

外構について考える時間が足りずに、慌てて適当な外構工事業者を選んでしまうと、悪質な業者と契約してしまうかもしれません。
また、外構工事の場合、安すぎる業者も要注意ですが、相場よりも高額な金額で契約をしてしまう可能性もあります。
時間に余裕を持って相談することで、外構プランや費用感などを検証し、要望を叶えてくれる外構業者と出会える可能性も高まります。
季節要因や悪天候にも対応しやすくなる

外構工事を余裕のない工程で進めてしまい、工事完了予定日や建物引き渡し日に間に合わないといったケースがよくあります。
特に、梅雨時や台風が多い時期、真冬の積雪時期になると工期も遅れ気味になります。
十分に余裕を持って外構工事を進めると、仮に天候が悪くても引き渡し日まで余裕があるため、工事業者も慌てず質の高い工事を提供することができます。
外構費用の調整がしやすくなる

新築時の外構予算は意外と見落としがちです。建物の建築が進むにつれて、追加工事や家電製品の購入などで資金が枯渇し、外構工事に充てられる予算が不足することが多々あります。
外構工事を早めに検討することで、マイホームや外構工事に必要な費用調整がしやすくなるはずです。
大まかに建物予算・外構予算と費用を分配しておくと、後々慌てずに工事を進めることができます。
外構工事が遅くなることによる4つのデメリット
外構工事はできるだけ早く外構業者に相談するのがベストですが、もしスタートが遅くなった場合、どんなデメリットがあるのでしょうか。
家全体の見栄えが悪くなってしまう

新築外構の整備が遅れると、引き渡し後のマイホームの見栄えが悪くなるというデメリットがあります。
周囲を土で囲まれ家がポツンとある状態は、思いのほか住まい全体の印象度も低くなりがちです。
フェンスや門柱、植栽や人工芝など、家を彩る各種エクステリアアイテムが、住まいの見た目も数段ランクアップさせてくれます。
外構予算が不足して理想の外構が実現できない

マイホームを建てる段階で、建築費用に予算を多くかけてしまうと、後で施工する外構工事で予算不足になる可能性があります。
特に、マイホーム完成後に外構工事を検討する場合は、費用面で理想の外構が実現できないケースが多くあります。
外構は、住む人だけでなく、訪問者や外部の人の目にも留まる大切な住空間です。
建物に合わせて外構にもこだわりを持っている場合は、早めに相談するようにしましょう。
安全面や防犯面で不安が残る場合がある

外構の中でもフェンスや照明などが後回しになってしまうと、安全面や防犯面でかなり心配が残ります。
目隠しや敷地境界の役割を担うフェンスが無い場合、外部からの視線や第三者の侵入動機を未然に防ぐことができません。
また、夜間照明が無い状態で整備されていない外構を歩くことは危険が伴います。
こうした事態を避けるためにも、家を留守にすることが多いご家庭の場合、早めの外構相談をおすすめしています。
暮らしの利便性を損なってしまう

新居に住み始めても外構が完成していないと、暮らしに不便さを感じるケースが多くあります。
不便さを感じる一番多い場面は、道路から玄関までの動線です。
整備されていない外構の場合、雨が降ると地面が泥だらけになり、玄関まわりも汚れてしまいます。
また、駐車場での車の乗り降りも同様で、頻繁に車を利用するご家庭においては、その不便さはかなりのストレスとなります。
こうした不便さを解消するためにも、玄関まわりや駐車場周辺だけでも早めに外構工事を進めるようにしておきましょう。
新築外構工事のタイミングに関するよくあるご質問
新築外構工事のタイミングは、その後の新居生活に関わる重要なポイントです。ここでは「外構工事はいつ相談すべき?」「建物引き渡し後でも大丈夫?」など、新築外構時のよくある質問をまとめてご紹介していきます。
Q.外構工事は新築の建物完成前に相談した方がいいですか?
Q.建物引き渡し前と後、外構工事はどちらがいい?
Q.造成工事と外構工事のタイミングは違いますか?
Q.外構工事の見積もりはどの段階で依頼できますか?
Q.外構工事を急ぐと失敗しやすいですか?
Q.住宅メーカーと外構業者は別々に依頼しても大丈夫?
Q.外構の打ち合わせに必要な準備物はありますか?
Q.外構の相談を後回しにするとデメリットはある?
Q.外構工事を後からやる場合の注意点は?
Q.外構工事の打ち合わせは住宅メーカーと同時に進めてもいい?
Q.建物の引き渡し後の外構工事でも大丈夫ですか?
Q.冬場や梅雨時期の外構工事は避けた方がいいですか?
Q.外構の相談を早めに始めると予算は抑えられますか?
まとめ
今回は、外構工事のタイミングについてご紹介しました。
家づくりは決めることが多く大変ですが、理想的な外構にするためには、なるべく早く外構業者に相談することをおすすめしています。
ガーテリアなら、家を建てる前の造成工事も行っているので、早めにご相談いただければ、外構の予算配分にかなりゆとりが生まれるはずです。新居生活を快適にスタートするためにも、余裕を持った外構計画で満足度の高い住空間を築いていきましょう。