外構づくりで大切な動線設計
外構デザインにおいて、動線を考えることはとても大切です。動線がスムーズで使いやすければ、生活の利便性が向上し、快適な空間を作り出すことができます。今回は、外構の動線設計についてまとめてみました。家づくりの参考にしてみてください。
インターホンやポストの位置
インターホンやポストは、来訪者や郵便配達員が簡単にアクセスできる位置に配置することが大切です。プライバシーを確保するために、室内が見えない位置に設置するとよいでしょう。インターホンを押す位置から室内が見えやすいと、居心地が悪いと住んでから気づくことが多いからです。玄関周りの配置や窓の位置を慎重に検討し、配達員が敷地内に入らなくても郵便物を受け取れる場所がおすすめです。
カーポートの位置
玄関近くにカーポートを設置することで、雨の日でも車から降りた後、玄関まで雨に濡れるのを最小限にしてくれます。雨が降っていても、傘を差さずに移動ができるのでとても快適になるでしょう。
室内から庭への動線
素敵なお庭を作っても、庭を放置してしまうことがよくあります。その原因は、室内からお庭への動線が悪いからかもしれません。外構づくりの際は、室内からお庭へスムーズに出入りできる動線をつくるとよいでしょう。おすすめなのは、ウッドデッキです。リビングから繫がるデッキを設置することで、お庭とゆるく繫がるスペースができます。
玄関までの動線をイメージする
道路と玄関までが近い場合、アプローチを直線にすると、玄関を開けたとき家の中が丸見えになってしまう可能性があるので、形状を工夫することが大切です。例えば、曲線のカーブをつけることで、家の中が見えにくくなります。
アプローチは、人を道路から玄関まで誘導してくれます。道路から敷地に入りアプローチを歩く。そして視線の動き、人の動きをイメージしながら考えてみましょう。
外構デザインにおいて、動線設計は慎重に考えましょう。玄関へのアプローチや駐車場からの経路、来訪者や住人の動線などさまざまなことを考慮し、住んでからこうすればよかったと後悔のないよう快適で使いやすい空間をつくりましょう。