後付け可能な目隠しフェンス
新築で家を建てフェンスは付けたが、周囲からの視線が気になり困っている方は多いのではないでしょうか。
目隠しフェンスでも高さなどをしっかりと考えずに付けてしまうと、プライバシーを確保できないことにストレスを感じてしまいます。そのような場合でも、目隠しフェンスを後付けして周囲からの視線を無くすことも可能です。
今回は、目隠しフェンスを後付けする際のポイントについてお伝えします。
一般的なフェンスと目隠しフェンスの違い
住宅で使用されているフェンスは、主に2種類に分けられます。
①一般的なフェンス
一般的なフェンスは格子状のものが多く、高さはあまり高くありません。敷地の境界線のような働きをしています。こちらのフェンスを選ばれる方は、メッシュのようなスッキリとした開放的なデザイン、またコストを抑えるといった理由が多いです。
②目隠しフェンス
目隠しフェンスは、一般的なフェンスよりも背が高く、周囲からの視線を遮ってくれます。
また、目隠しフェンスには、大きく分けて3つの素材があります。
・アルミ製
・樹脂製
・ポリカ―ネット
・木製
後付けができる目隠しフェンスのポイント
既存のフェンスがあっても、目隠しフェンスの後付けを行うことができます。後付けで設置するそれぞれのポイントをご紹介します。
①フェンスの高さ
目隠しフェンスの高さはとても重要です。実際、目隠しフェンスを取り付けた高さが足りなくて後悔する方も多いです。
一般的な高さは180㎝と言われています。180㎝の高さですと、道路が住宅よりも低いので、近くを歩いている人からの視線はシャットアウトできますが、遠くの人からは家の中が見えたり、視線が合ってしまうことがあります。
気になる場合は、180㎝より少し高さがある目隠しフェンスをおすすめします。足元から200㎝ほどの高さまでのフェンスを設置する場合は、視線をしっかりとカットしてくれます。
ただし、防犯性に関しては、空き巣などに一度侵入されると、中の様子が分からなくなりデメリットになってしまう場合もあるでしょう。防犯性が気になる場合は、格子状のフェンスをおすすめします。
②専門家に相談
目隠しフェンスは、専用の取り付け道具や結束バンドがあればDIYでも可能ですが、倒壊や自然災害による二次被害も考えられます。フェンス取り付けは、DIYよりプロ専門業者に依頼してもらうことをおすすめします。
③圧迫感が出ないように
目隠しフェンスは見ないことがメリットですが、高さや素材によって圧迫感が出るものがあるので、注意して選びましょう。暗いカラーや重圧感のあるデザインは、お庭が狭くみえるかもしれません。
④風通し
背が高いフェンスは、方角や取付位置によって風通しなどを遮ってしまいます。通気性が良く、太陽の光も届くものを選ぶとよいでしょう。
⑤2段フェンスの後付けについて
2段フェンスの後付けはおすすめできません。フェンスは、高さがあるほど強度が必要になってきます。
新しく設置する場合は、基礎も強くできるので安心ですが、既存フェンスに取り付ける場合、それに耐えられない恐れもあるたる安全面からおすすめできません。
⑥既存フェンスはそのまま敷地の内側にフェンスを設置
今あるフェンスはそのままにし、既存フェンスの内側に新しい目隠しフェンスを設置する方法です。既存のフェンスを解体して設置するよりも、簡単でコストも抑えられるためおすすめです。
今回は後付けする際の目隠しフェンスついてご紹介しました。フェンスを設置する際は、実際に道路や家の外まわりから確認して、高さを決めることおすすめします。後付けも可能なので、周囲からの視線が気になる場合はぜひご検討ください。