ドライテックとは?
駐車場の舗装や外構工事を行うにあたり、土間コンクリートかドライテックで悩まれる方も多いかと思います。
今回、施工をお考えの方や、まだドライテックを知らない人のためにドライテックについてまとめてみました。
ドライテックとは
一言で言うと、水を通してくれる浸透性コンクリートです。土間コンクリートの代わりに注目されています。
雨水を地中へ浸水させる透水性を備えた高性能コンクリートです。 内部に連続的な空隙を持つポーラス構造により高い透水性を持ちながら、表面強度、曲げ強度に優れた完全無機の舗装材です。 小ロットの配送も可能なため、公共施設から一般住宅まで幅広く活用でき、ゲリラ豪雨による都市型水害対策にも貢献します。
ドライテックの特徴
抜群の透水性
高透水性のドライテックを駐車場や玄関周りに使用することで、コンクリートだとできていた水たまりもドライテックであれば、水たまりがなくなります。台風による川の氾濫や集中豪雨などの雨水も地中へ浸透させ、排水設備への負担を軽減してくれます。雪解けも早くなるなど、自然災害に強く安心です。
滑りにくい
普通のコンクリートよりも細かい粒子なので、スリップによる転倒リスクも減らせます。
冬であれば雪が凍って滑る心配も出てくるかと思いますが、ドライテックの透水性性能であれば、雪解け水もたまらないので凍結の心配がいりません。お子様やお年寄りでも安心です。
工期が短い
雨水を地中へ自然に浸透させるための、水勾配を考えずの施工が可能です。そのため、難しい工事の必要が少なく、排水設備も不要なため、その分工事期間を短くすることができます。
カビやコケが生えにくい
ドライテックは透水性が高いため、コンクリートと違い水が滞ることがないため、コケやカビが生えにくくなっています。
デザイン性が高い
色々な場面に応じた色や形を提供することができます。
耐久性が高い
普通のコンクリートと異なり、色むらやヒビ割れ等ができません。アスファルトのように、軟化したり、油臭くなったりせず耐久性に優れています。1度施工すれば、長期間その強度が維持されるため、コストパフォーマンスが高いのは嬉しい限りです。
ドライテックの価格
これだけ、メリットの多いドライテック。価格が気になる方も多いかと思います。
ドライテックは、排水設備が不要なため、その分工事費を安く抑えられますが、材料費は普通の土間コンクリートより高価になります。一般的に、ドライテックは土間コンクリートより1㎡あたり2,000円程度高いといわれています。
そこだけ聞くと、土間コンクリートの方が安く済みそうですが、実はドライテックの方が安く済む場合もあります。それは、ドライテックの施工にかかる時間が土間コンクリートよりも短縮されるので、現場の状況により変わってきますが人件費がかからない分、最終的な施工費用の総額で安くなることもあります。ドライテックの材料費も地域によって差があるので、いろんな業者を比べて決めていただくのがいいと思います。