お庭で犬が食べると危険な植物
今回は、犬が食べると危険な植物についてお伝えします。犬は、好奇心旺盛のため、見つけた植物を口に入れてしまうことがありあます。身近な植物にも、犬にとって有害な成分が含まれているものがたくさんあるので、知っておかないと危険です。愛犬がいるお庭に、誤って犬にとって有毒な植栽を植えないようにしましょう。今回は、犬にとって危険な植物の一部をご紹介したいと思います。参考にしてみてください。
犬が食べてはいけない植物一覧
①あじさい
アジサイにはシアン化物が含まれており、犬が食べると中毒症状を引き起こす可能性があります。症状には、吐き気、嘔吐、下痢、口内炎などがあります。
②クリスマスローズ
クリスマスローズには、毒性のある成分が含まれています。犬が食べると、消化器系の問題を引き起こす可能性があります。
③チューリップ
チューリップの球根には、犬にとって有害な成分が含まれています。犬が食べると、嘔吐や下痢などの症状が現れることがあります。
④ヒイラギ
ヒイラギには、トキシックな成分が含まれています。犬が食べると、嘔吐や下痢、けいれんなどの症状を引き起こすことがあります。
⑤ユリ
ユリには、植物全体に毒性があります。犬がユリを摂取すると、嘔吐、食欲不振、痙攣、腎不全を起こす可能性があります。
⑥スズラン
草全体に猛毒を持っており、少量でも摂取すると危険です。摂取すると嘔吐、下痢、腹痛、心不全などを引き起こします。
⑦スイセン
スイセンは、球根に毒が多く、犬が摂取すると嘔吐、下痢、心不全などを起こします。
⑧ツツジ科全般
ツツジ科の植物は、葉、根皮、密に毒を持っています。嘔吐、下痢、よだれ、不整脈などの症状を引き起こすので要注意です。
⑨ナンテン
縁起が良いと言われているナンテンですが、葉や実にも強い毒性があり、摂取すると嘔吐、よだれ、呼吸困難、痙攣などの症状が起こる可能性があります。
これらの植物は、犬にとって危険な植物の一部です。犬を飼っている場合、庭づくりをする際には、犬が食べることがないように、これらの植物を植えないようにしましょう。
犬に毒性がない植物
パキラ、オリーブ、カモミール等があります。しかし、犬に毒性のない植物でも、愛犬に食べさせるのは良くないので注意しましょう。
犬が危険な植物を口にしてしまったときの対処法
犬が、危険な植物を誤食してしまったときは、できるだけ早く動物病院を受診してください。最初は問題なくても、後から重症化してくる可能性もあるので、食べた量が少量であっても、まずは動物病院に電話で相談しましょう。
普段、日常的に目にしている植物でも、愛犬にとっては生命にかかわる猛毒のものもあります。お庭に植物を植える際には、犬にとって危険な花かを調べるなど誤植事故を防ぐために対策を取りましょう。もし、食べてしまったときは、状況や食べた植物などを記録し動物病院で医師の診察を受けるようにしてください。