外構工事は自分でもできる？DIYと専門業者どちらが良いの？

外構工事をDIYするか、外構業者に依頼するかお悩みですか？最近では、ホームセンターでも各種アイテムを購入することができるため、趣味のDIYの延長で外構工事をしようと考えている人も多いようです。
しかし、自分で工事をした場合、費用は抑えられますが、仕上がりや耐久性に不安を感じる方も多いはず。
そこで今回は、個人でも行えるDIYでの外構工事と、専門業者に任せるべき工事について検証していきます。

自分でできるDIYでの外構工事

それでは自分でできるDIYでの外構工事の種類について解説をしていきましょう。
DIYでも可能な外構工事はいくつかありますが、その中でも需要が高い3つを掘り下げていきますので参考にしてみてください。

お庭や犬走りへの簡単な人工芝敷き

まず、DIYの延長で試しやすい外構工事として、簡単な人工芝敷きが挙げられます。
「人工芝敷き」と聞くと面倒に感じる人もいるかもしれませんが、近頃ではECサイトやホームセンターなどでも人工芝を手頃な価格で入手することができます。

業者が取り扱う人工芝に比べ品質は劣りますが、敷地の形にあわせてカットを行いピンで固定するだけなので、比較的DIYとして行いやすい外構工事だと言えるでしょう。
目立たないエリアや、部分的な人工芝敷きであればDIYでも可能ですので、お好みの人工芝でお庭や駐車場に彩りを与えてみても良いかと思います。

ただし、庭の土質が悪い場合や、地面に勾配をつけたりする作業が難しい場合は、水溜まりやカビ発生の原因にもなるので外構業者に依頼をすることをおすすめします。

夏場や西日対策に！日除けアイテムの設置

次に各種日除けアイテムの設置工事、これらもDIYで行いやすい外構工事だと言えるでしょう。
例えば「建物に立てかけて使うタイプ」であったり、「バルコニーや窓サッシに取り付けるタイプ」などは、手間をそこまでかけずにDIYの延長で設置可能です。
特に、夏は強い日差しを遮ることができるので、お庭やウッドデッキ前など屋外はもちろん、窓付近に設置すれば屋外からの日差し軽減にもつながる便利なアイテムです。

ちなみに、簡易的な日除けアイテムは夏季には活躍しますが、年中設置していると劣化が進みやすいため季節限定で設置する選択もオススメです。
長期間使用する本格的なテラス屋根等を設置する際は外構業者に相談し、とりあえず手軽に試したい場合には簡易的な日除けアイテムを設置するのが良いでしょう。

簡易的な目隠しフェンスの設置

3つ目は、簡易的なフェンスの設置です。
基本的にフェンスの設置はDIYではおすすめできませんが、「簡易的なフェンス」に限定すれば選択肢に入れる人もいることでしょう。
例えば、スポット的に1～2枚程度の簡易的なフェンスを設置するのであれば、DIYで行うこともあります。
ただし、一般的に目隠しフェンスは風の抵抗を受けやすいため、基礎強度が不足していると強風で飛ばされてしまうリスクがあります。

さらに、広範囲にブロック積みと共にフェンスを取り付ける場合、全てのフェンスを水平に取り付ける施工技術のほか、倒壊や耐風圧を考慮した設置工事が絶対条件になります。これらの理由からも、DIYでフェンス設置をお考えの場合は、ピンポイントでの簡易的なフェンスのみを検討するようにしましょう。

DIYで難しい外構工事は外構業者への相談も選択肢に

ここからはDIYで難しい外構工事について触れていきます。
先に挙げたようなケースであればDIYとして各種工事を行うことも可能ですが、これから挙げる工事はDIYでは対応が難しいため、専門業者を上手に活用して長持ちする外構工事を行うことをおすすめします。

難易度の高い駐車場土間コンクリート工事

駐車場のコンクリート工事は、外構工事の中でも特に難易度が高い作業の一つです。
DIYで挑戦する人もいますが、正しい施工方法を知らないと、ひび割れや水はけの問題が発生し、長期的にメンテナンスコストがかさむリスクがあります。
コンクリートを均一に敷くためには、地盤をしっかりと固める「下地処理」が必要です。この工程を適切に行わないと、コンクリートが沈下し、ひび割れが発生する原因になります。

また、勾配を計算せずに施工すると、水が溜まりやすくなり、雨天時に水はけが悪くなる恐れがあります。
さらに、コンクリートの打設には、型枠の設置や均し作業、乾燥時間の管理など、高度な技術が求められます。最悪失敗した場合、コンクリートの補修や再施工には高額な費用がかかるため、作業に自信がない方は外構業者に依頼することを強くおすすめします。

リスクの高いブロック積みやフェンス設置工事

次にブロック積みや一般的なフェンス工事も、専門業者に依頼するべき外構工事です。
先のDIYの項目でも少し触れましたが、スポット的に1～2枚程度の「簡易的なフェンスの設置」であればDIYの延長で行う選択肢もありでしょう。

しかし、高さのあるフェンス設置やブロックを積んでフェンスを設置する場合は、DIYでの対応は難しく、大きなリスクを伴う外構工事となります。仮に2～3段程度の高さであったとしても、強度が不足してしまうと崩れて怪我をするリスクがあるほか、せっかく積んだブロックが破損してしまう可能性も存在します。

特に、家の周囲や道路沿いに設けるフェンスを工事する場合は、安心安全な施工が必要です。
地震や台風などによる損壊リスクや二次災害を無くすためにも、ブロック積みや一般的なフェンス工事は、DIYではなく外構業者への依頼を検討しましょう。

意外に重労働な広範囲の整地作業

広範囲の整地作業も、専門業者に依頼するべき外構工事の一つです。
地面を平らにならすための「整地」ですが、業者が行う場合には「転圧」と呼ばれる作業を行います。
土をしっかりと押し固めて平らに固める作業で、転圧機を使い広範囲を丁寧に整えていく必要があるため、DIYで行うには現実的ではありません。

また、転圧をせずに単純に土を平らにしただけの場合、すぐに地面に凹凸ができてしまい、そこへ人工芝や砂利を敷いたりしても、勾配も無いため水たまりができるなどトラブルの原因になってしまいます。
整地後にどのように活用する場合であっても、想像以上に技術的にも体力的にも大変な作業であるため、外構専門業者へ依頼することをおすすめします。

リスクが伴う外構工事はDIYではなく専門業者が安心

当記事では、外構工事は自分でも行うことができるのかを、作業内容別に簡単に解説してきました。
冒頭でも述べましたが、最近ではネットやホームセンターで様々なアイテムが販売されているので、DIYの延長で外構工事を検討している人も多いかもしれません。
上記で解説してきたようなDIYでも行える工事であれば、休日に時間をかけて自身で行う選択肢も良いでしょう。
しかし、本格的な外構工事では、美観はもとより「安全性」と「耐久性」がとても重要です。後々のトラブルを回避するためにも、やはり専門業者へ依頼することをおすすめします。

ガーテリアでは、建物着工前のご相談から工事後の修理相談まで幅広く受け付けていますので、外構・エクステリアでお困りの際は、どうぞお気軽にお問い合わせください。