カーポートのメリット・デメリットを徹底解説!

カーポートの設置を検討している方必見!カーポートには「雨や紫外線から車を守れる」「設置費用がガレージより安い」といったメリットがある一方、横風や日当たりなどのデメリットも存在します。
「カーポート設置によるデメリットを知りたい」「自宅に合うカーポートの選び方が気になる」という方のために、この記事ではカーポートのメリット・デメリットやカーポート選びに役立つQ&Aを分かりやすく解説していきます。
カーポート設置で体感できる5つのメリット
ここでは、カーポート設置で得られる、具体的な5つのメリットを挙げていきます。カーポートを設置しようか悩んでいる方は参考にしてみてください。
雨や雪、紫外線から車を守り劣化を防いでくれる

カーポート設置による1つ目のメリットとしては、車の劣化を予防できる点が挙げられます。
例えば、愛車を鳥の糞や雨の汚れから守ることができるので、洗車の回数が減るだけではなく長い期間でみた場合、劣化対策にもなります。
また、PM2.5や火山灰などからも愛車を守ることができるほか、紫外線や熱線もカットでき、塗装の退色やシートの日焼けなどもケアすることが可能です。
こうした車の劣化や汚れを予防できるだけでも、カーポート設置の大きなメリットといえるでしょう。
雨の日でも濡れずに車の乗り降りができる

2つ目のメリットは、雨の日でも乗り降りがしやすい点です。
例えば、玄関まわりにカーポートを設置した場合、雨の日でもあまり濡れずに車の乗り降りが可能になります。
また、玄関から少し離れていたとしても、カーポートの下で傘を閉じることができれば、乗車時に濡れる心配はありません。
大切なお子様とお出かけをする場合や、介助が必要なご家族がいらっしゃる場合でも、天候を気にせず車に乗り降りできるのは嬉しいメリットです。
雨天時に、車の乗り降りで服や荷物が思った以上に濡れてしまったといった、苦い経験をした方も少なくないかと思います。
特に小さなお子様がいるご家庭では、カーポートはとても重宝されています。日々車を利用するご家庭では、雨天時のストレス解消にカーポート設置はメリットとなりそうです。
暑い日の車内温度の上昇を抑えてくれる

カーポートは、真夏の暑い日の車内温度の上昇を最小限にしてくれます。
先の項目でも少し触れましたが、カーポートの屋根材の効果で、紫外線や熱線をカットすることができます。
屋根材が、愛車の塗装の劣化やシートの日焼けを防ぐだけではなく、夏場の車内温度の上昇を抑えるためにも役立ってくれるのです。
紫外線遮断・熱線吸収ポリカーボネートやFRP、アルミやスチールなど各種屋根材がありますが、いずれも夏場の暑い時期には有効です。
また、車以外にも、バイクや自転車をカーポート下に置く場合も、サドルが熱を持つのを抑えてくれるので、暑さ対策として大きなメリットを実感することができるはずです。
冬の雪や寒い日の霜対策ができる

先ほど、雨天時のメリットに触れましたが、カーポートは、冬場の霜や雪対策にも有効です。
例えば、雪の日に車に雪が積もってしまったり、霜でガラスが凍ってしまい溶かすまで時間がかかるなど、寒い時期特有のトラブルに悩まされた方もいるかと思います。
そうした寒い時期にカーポートがあれば、除雪作業が不要になったり、霜害も無く、朝出発するまでの時間を短縮することができるでしょう。
雪が降る地域であれば積雪タイプのカーポートを選ぶのがオススメです。霜対策であれば一般的なカーポートで十分対応可能なので、サイズ感を間違えなければ設置メリットを体感できるはずです。
おしゃれなカーポートで外構全体の印象度を高めることができる

カーポートは、天候対策や利便性以外にも、住空間を引き立ててくれるデザイン視点でもメリットがあります。
重厚感や高級感あるデザイン性の高いカーポートを設置すれば、外構全体の質感が高まり、住宅まわりの印象度もワンランクアップします。
さらに、カーポートのオプションとしてダウンライトやセンサーライト、防犯カメラなどを設置しておけば、夜間の安全性や防犯面でも活躍してくれます。
また、設置地盤がコンクリートの場合、カーポート設置によりコンクリート汚れが軽減できるので、駐車場全体の見た目の劣化を大幅に遅らせることができます。
後悔しないために知っておきたいカーポートのデメリット
ここからは、設置前に知っておきたいカーポートのデメリットについて解説していきます。
設置によるメリットと同様に、事前にデメリットも知っておくことは大切です。設置後に後悔することがないようにしっかりと目を通しておきましょう。
設置環境により日当たりが悪くなる可能性がある

カーポート設置による1つ目のデメリットとして、設置場所次第では日当たりが悪くなってしまうことが挙げられます。
例えば、カーポートの近くに採光窓がある場合、室内への日当たりが若干悪くなってしまう可能性があります。
また、カーポートの周辺に植栽がある場合、日当たりが悪くなることで成長に影響が出るケースもあるでしょう。
ただし、これらのデメリットは、光の透過率の高いカーポートを選んだり、設置場所調整すれば回避することができるため、外構業者と事前に打ち合わせをして改善策を検討してみましょう。
大雨や強風時に音鳴りが気になる場合がある

カーポート設置によるデメリットの2つ目は、音鳴りです。
屋根材のポリカーボネード材の収縮で、「ピシピシ」「パキパキ」と音鳴り現象が発生する場合があります。自然現象であり製品性能自体に影響はありませんが、大きめサイズのカーポートほど音が出やすい傾向にあります。
また、強風時や雨天時にバタつき音や雨音が一部発生します。風はサポート柱などで多少抑えることはできますが、効果は限定的です。
いずれもトラブルに発展するほどの騒音ではないので、特性として知っておく程度で良いでしょう。
カーポートの柱が邪魔で駐車しづらくなる場合がある

次のデメリットは、カーポートの柱が邪魔になり駐車しづらくなるケースです。
これは、駐車場の広さや設置するカーポートにもよりますが、柱が干渉してしまい、駐車時に切り返しが必要になったり、乗り降りがしにくくなってしまうケースがあります。
解決策としては、カーポートの梁を延長して柱の位置を変えてみたり、後方支持や片側で支えるカーポートを選ぶなどの対策がありますが、すべての製品で柱仕様が選べるわけではないので注意が必要です。
カーポートを設置する際は、外構業者に相談して、デザイン性のみならず利用環境に合わせて商品選定することを心掛けましょう。
梅雨時や寒い時期にカーポート屋根裏に結露が発生することがある

カーポートの屋根材の種類によっては、梅雨時や冬場の寒い時期に結露が発生する場合があります。結露ができやすいのは折半カーポートや最近人気のアルミ屋根カーポートです。
いずれも熱伝導率が高い素材でできているため、わずかな温度変化により結露が発生しやすい環境にあります。折半カーポートであれば断熱材のペフを付けて軽減することができます。
水滴が落ちるほどひどい場合は、カーカバーをかけるか、結露防止塗料を塗布するなどして対処する方法があります。
横風で雨・雪を防げないことがある

カーポートは、雨・雪を防ぐ便利なアイテムですが、横風を伴う悪天候には注意が必要です。基本構造が「柱+屋根」のみのため、横から吹き込む風で雨や雪が車体にかかってしまうことがあります。
特に、風通しの良い角地や周囲に何もない開けた場所では、雨風の影響を受けやすく、車体の汚れやドアの開閉時に濡れてしまうこともあります。
こうした対策として、側面パネルを取り付けれるカーポートや、植栽やフェンスを設けて防ぐこともできます。
横風対策も考慮する場合は、通気性や費用のバランスにも配慮しながら検討することをおすすめします。
カーポートの選び方・お悩みをFAQで解決
カーポートの設置を検討する際、「どの屋根タイプがいい?」「設置費用は?」「台風や雪は大丈夫?」など、さまざまな疑問が湧いてきます。ここでは、カーポートに関するよくある悩みや不安をFAQ形式でまとめてご紹介します。
Q.カーポートとガレージ、どちらがおすすめ?
Q.カーポートの寿命はどのくらい?メンテナンスは必要?
Q.雪が多い地域でもカーポートは使える?耐雪性能は?
Q.カーポート設置にかかる総額費用の目安は?
Q.敷地が狭いけどカーポートは設置できる?
Q.風に強いカーポートを選ぶポイントは?
Q.日差し対策に効果的なカーポートはありますか?
Q.カーポートに照明を付けることは可能ですか?
Q.境界ギリギリにカーポートを設置できますか?
Q.隣家や道路からの視線対策ができるカーポートはありますか?
Q.カーポートの設置で固定資産税が上がることはありますか?
Q.建物の外観と調和するカーポートを選ぶにはどうすればよい?
Q.電気自動車の充電設備とカーポートを一緒に設置できますか?
Q.カーポートの屋根材はポリカ・アルミ・スチール、どれがおすすめ?
カーポート設置はメリット・デメリットを検証してからがおすすめ
今回は、カーポートのメリット・デメリットについて簡単に解説しました。
カーポート設置を迷われている場合は、設置目的を明確にすることで、よりメリット・デメリットの検証がしやすくなります。
いくつかデメリットも存在するカーポートも、適切に対処することで気になるポイントを軽減することが可能です。
また、カーポート設置による利便性や快適性は、車の利用頻度が高い方ほど享受するはずです。
カーポート設置を検討している方は、こちらのおすすめカーポート特集も参考にして、ぜひ後悔のない駐車環境を築いてみてください。