新築外構を100万円までに抑えたい方へ
新築でお家を建てる際、外構費用でどれくらいの予算を確保しておいたらいいのかお悩みではありませんか?
今回は、「100万円」でできる新築外構工事についてまとめてみました。
施工面積にもよりますが、100万円以内でも外構工事は可能です。
ただし、最低限の外構工事となる場合が多いので、もし、どうしても外構費用を100万円以内に抑えたいのであれば、まず優先順位をつけた上で外構業者に相談するようにしましょう。
生活に最低限必要な外構工事
普段生活するうえで、最低限必要な工事をまとめてみました。これらは、一般的に優先順位が高い工事内容ですので、予算的に厳しく外構工事でお悩みの方は参考にしてみてください。
整地・砂利敷き工事
お庭や駐車場を整地しないままで生活すると、凹凸があることで歩きにくかったり、自転車や車を置いた際も傾いたりするため危険です。
また、整地されていても雨などで地面が濡れた状態の時は、靴が汚れると同時に玄関も汚れてしまいます。
春先は、舞い上がる砂埃で周囲に迷惑をかけることがあるかもしれません。
さらに夏場にかけては、雑草の繁殖も想定されるので、砂利敷き等の対策も必要になってきます。
玄関アプローチ工事
玄関アプローチも、住まいとしての見た目はもちろん、外から帰った時に玄関を汚さないために必要な外構工事です。
どうしても費用を抑えたい方は、砂利敷き状態の上に自分でタイルやレンガなどを敷いてDIYすることも可能です。
ただし、段差部分は強度も必要となるので、専門業者に依頼したほうが良いでしょう。
表札やポスト等
表札やポストは、日常的に使用するものであり、重要なエクステリアアイテムの1つです。
インターホンや郵便受けがないと、当然のことながら配達物等が届けられないので生活が不便になります。
表札やポストの外構費用を抑えたい時は、必要なアイテムがまとまっている機能門柱がおすすめです。
機能門柱とは、ポスト・表札・インターホンなど、必要機能が組み込まれた門柱で、最近では、ネット通販などの需要拡大を受けて大型の宅配ボックスが組み込まれたものもあります。デザインも各社豊富に取り揃えているので、お住まいに合った門柱が見つかるはずです。
その他の方法としては、枕木等を門柱代わりにしてポストを後付けするなど、工夫次第でDIY対応することで費用を抑えることも可能です。
駐車場工事
車をお持ちの方は、駐車場工事は必須になってくるかと思います。
土の状態のままでは、車体はもちろん、車内や家の前の道路も汚れ、近隣にも迷惑を掛けてしまいます。
取り急ぎ砂利を敷くなど工夫をすれば費用を安く抑えることもできますが、石が飛んだり・散らばったりと利便性が劣ります。最初に砂利敷き施工された方も、後々コンクリート施工にリフォームされる方も多いため、長い目で判断すると耐久性があるコンクリートを選ぶことをおすすめします。
また、駐車場工事と共に人気のカーポートの設置工事ですが、100万円の予算となると、施工面積が少ない駐車場工事+機能門柱+カーポートで何とかできる費用相場となるため、設置は先送りするケースが多いです。
目隠しフェンス・塀工事
外構工事の中で、当初予算の中に含めるのを忘れがちなのがフェンス・塀工事です。入口部分となる駐車場や門柱などに予算を振りがちですが、フェンス・塀は隣地との境界や防犯対策としてとても大切な役割を果たすエクステリアです。
土地の広さによっては、大幅なコストアップも予想されるため、外部からの視線が気になる部分や隣地との境界をはっきりしたい部分のみ設置するなど、あらかじめフェンス・塀を設置する範囲を絞ることで費用を抑えることができます。
また一方で、開放感を重視したい住宅では、オープン外構にした上で、シンプルなアルミ柱とシンボリツリーなどの植栽を上手に利用することで、外部からの視線を遮りながら、自然な外構空間を演出することも可能です。
あれば生活が便利になる外構工事
生活が便利になる主な外構工事として、下記のようなものが挙げられます。あれば便利なものですが、実際の生活では困らないものもいくつか含まれます。
もし、暮らしていく中で支障が出るようであれば、後から施工することも可能です。現状予算が厳しく、お気に入りのエクステリア商材を設置したい場合は、生活に余裕ができるまで先送りしてもいいかもしれません。
また、外構工事はどこまでこだわるかも重要になってきます。
例えば、舗装の種類やエクステリアのデザイン性などです。近年は、機能性やデザイン性に配慮したものが豊富に展開されており、あまりこだわってしまうと費用的にもふくれがちなので、どこまで必要かよく話し合い見極めることも重要です。
デザイン性や機能性に惚れてしまい、どうしてもアイテムを削ることができない場合は、同業他社でコストパフォーマンスに優れた似たような商品がないか探してもらうなど、少しずつコストカットすることも考えてみましょう。
以上、今回は、100万円でできる新築外構工事についてご紹介しました。
まずは、優先順位の高い外構工事費用を算出し、余った予算で他のエクステリア工事を行うプランにすることで、100万円以内の外構工事に近づくことが可能です。
どうしても100万円以内に抑えたい方は、生活に必要な工事を最優先し、設置アイテムもリーズナブルな仕上げを選択するように心がけてみましょう。こちらで「外構工事の費用の目安」「失敗しない新築外構工事のポイント」について紹介していますので、記事を参考に素敵な外構を完成してみてください。