外構工事の価格
新築を建てる時やお庭のリフォームする時など、外構をどこへ依頼したらよいのか迷われる方も多いかと思います。外構工事を安くするには「業者の比較」がとても重要になってきます。今回は、外構を依頼するにあたり、注目してほしい部分についてまとめてみました。
まず、外構の価格は
1.材料費(原価・仕入れ価格)
2.職人さんの人件費
3.会社の利益
上記3つから成り立っています。
それぞれ詳しく説明させていただきます。
材料費(原価・仕入れ価格)
仕入れ価格に関しては、業者によってそれほど大きな差はございません。
一部、企業努力により安く仕入れていることもございます。例えばメーカーへ多くの数の仕入れを行っているところは、大量に仕入れることにより、ある程度は安く仕入れられるからです。
職人さんの人件費
専門の知識がある腕の良い職人の場合、その分人件費は高くなってしまいます。
丁寧かつ時間をかけて施工を行った分だけ費用も高くなります。費用が高ければ良いという訳ではございませんが、価格が極端に安い場合は、工事自体が粗悪になりかねません。エクステリア商材の仕入れ価格に差異がない場合、どこかの費用が大きく削られている可能性もあることを知っていただきたいと思います。
例えば、駆け出しの外構職人さんは、施工費の単価をだいぶ安くして自分から売り込みにいきます。このような職人を使うのがハウスメーカーになります。初めてマイホームを建てる人にとっては、出来栄えの良さの判断をすることは難しく超低コストの外構が完成してしまいます。
ハウスメーカーはお庭のことは専門外で、実際に工事を行うのは下請け業者です。
また、ハウスメーカーへ依頼することにより20~30%の中間マージンが発生するので、外構は外構専門業者へ直接ご依頼することをおすすめしています。
会社の利益
業種を問わず規模の大きい企業であれば、質の高い従業員を雇用したり、広告宣伝費をたくさんかける傾向にあるため、その分利益をとる必要があり、工事費用も高くなりがちです。
一方、「安さ」だけを売りにした会社は、技術の稚拙な職人を使うなど「安い」理由がどこかに潜んでいます。
経験豊富な外構職人を使う質の高いサービスを提供する会社は、どうしても原価は高くなってしまいます。
安さを武器にしている会社は、安く売っても儲かるようになっています。それは、職人をはじめとした人件費を中心に製造原価をどんどん切り詰めることで成り立っており、最終的なしわ寄せはお客様が被ることとなります。
これまで紹介したことに注意しながら、可能な限り不要な費用をかけずに、お互い納得のいく業者を探してみてください。
ひとつの業者が一貫して設計から施工までを行うことにより、中間マージンのような無駄な費用がなくなります。
それによって、工事費用を安く抑えることができたり、高品質な外構プランを実現することができます。