日当たりの悪いお庭の活用の仕方
お庭が日陰になりやすく、日当たりの悪いお庭の環境にお住まいの方も多いでのはないでしょうか。日当たりが悪い庭でのガーデニングは、工夫が必要です。今回は、日陰の庭でも素敵なお庭をつくるためのアイデアをお伝えします。
日陰のメリット
ジメジメとした印象が強い日陰のお庭ですが、メリットもあります。
・日が当たらないため、家具や物が傷みにくい
・雑草が伸びにくい
・夏場でも涼しい
・日陰でも育つ植物がある
日陰お庭アイデア
舗装を行う
舗装を行うことで管理が楽になります。水がたまらないように、透水性のある舗装材を選ぶことをおすすめします。
物置きを設置する
直射日光が当たりにくい日陰は、物が置いてあっても傷みにくいので、湿気対策を行い日陰に物置を置くことをおすすめします。
和風庭園をつくる
日陰のお庭には、落ち着いた雰囲気があります。落ち着いた雰囲気に合う和風庭園をつくってみるのはどうでしょうか。
香草類を育てる
ハーブ系は、日陰でもよく育つので、育てやすいでしょう。
日陰でも育つ植物を植える
日陰で育つ植物はたくさんあります。そのような植物を植えて楽しむのもいいでしょう。日陰でも、直射日光がどの程度あたるのか等のお庭の状況をしっかりと把握したうえで、適した植物を育てることをおすすめします。
日陰に強い植物
日陰でも育つおすすめの植物を5つご紹介します。
ヒューケラ・ドルチェ
ヒューケラ・ドルチェは、夏の直射日光の下でよく育つように改良された品種ですが、もともとは日陰に強い多年草です。色はオレンジや赤、グリーン黒など多彩なカラーでバリエーションが豊富で、日光が当たらない日陰に、カラフルなヒューケラーを置くことで明るい空間になるでしょう。
ギボウシ(ホスタ)
中心から大きく広がりのあるギボウシ。6月~7月頃に花が咲き、日陰でもよく育ちます。日陰を明るい印象へしたいときにいかがでしょうか。
アジアンタム
イチョウに似た葉を持つ、女性に人気がある観葉植物です。葉は繊細で、清涼感で溢れています。夏場は日陰におき、それ以外は明るい半日陰で育てるのがポイントです。
インパチェンス
インパチェスは日陰でもよく育ち、長い期間花を楽しめます。花色も豊富なので、寄せ植えを行い色々な品種でグラデーションを作っても綺麗でしょう。日陰でも十分に育ちますが、日当たりの良い方が花付きはいいです。夏の直射日光には弱いので、注意してください。
シャガ
小さな白い花が咲き、お洒落な空間をつくりたいときに最適です。シャガは、冬でも葉がある常緑性の多年草で、細長い葉っぱをうっすらと伸ばします。とても丈夫で、乾燥地以外であれば放任してもよく育つ植物です。明るい日陰で、少し湿った場所を好みます。
日陰のお庭のお手入れ
植物への肥料は、植える植物によって異なります。葉がメインの植物は、成長期に緩効性肥料を追肥する程度で大丈夫です。長期間花を咲かせる植物は、肥料も少し多くあげるとよいでしょう。例えば、花の色が薄くなってきたり花が小さくなってくるのは肥料不足のサインになります。
水やりについては、日陰は直射日光があまり当たらないため、頻繁に水やりはしなくても大丈夫です。地表が乾いていても、地中はまだ水分があることがあります。ですので、数日間雨が降らず、地表が乾いているなと思ったら水やりをしてあげてください。
日陰の庭デザイン
日陰は神秘的な雰囲気をつくってくれます。例えば、暗い日陰にベンチを置いてみることで、静かな落ち着いた空間になるでしょう。また、そこへグリーンのアイテムを置いて、日陰のムードを引き立ててくれます。
カラーリーフの使用で洋風になり、明るい雰囲気に。そして、平石や飛び石などの資材の使用で、ナチュラルな和風の雰囲気を楽しめます。
日陰のよさを活かす工夫をしてみましょう。
日陰でも、植物を選ぶことで素敵なお庭にすることができます。しっかり植物が育ってくれるか不安な場合は、鉢植えで試してみるのもおすすめです。ぜひ、日陰の空間も有効活用してみてください。