外構の台風対策
8月に入り、台風の発生も多くなってきました。皆さんは、台風に備えて外構の台風対策を行っているでしょうか。台風がくる直前になると、何をすればよいのか迷われる方も多いかと思います。今回は、台風対策をご紹介します。
伸縮門扉(アコーディオン門扉)
伸縮門扉は、丈夫そうにみえて実は強風などに弱い面があります。台風の影響で倒れてたり、曲がってしまったりと壊れてしまうこともあります。強風対策としては、畳んだ状態にし、紐やロープで縛っておくことです。落とし棒がある方は、落としておいてください。
門扉
強風により、扉が開閉すると扉や鍵が傷んでしまいます。落とし棒が付いているものは、必ず落としてください。またロックも仮ロックではなくしっかりと施錠を行いましょう。
跳ね上げゲート
跳ね上げ式のカーゲートは、台風の際は開けたままにしておくのではなく、閉めておきましょう。ロックが付いているものは、しっかりとロックを行ってください。
オーニング
オーニングは強風の影響であおられる可能性が高く、たたんでおくことをおすすめします。
物置
強風で、物置自体が倒れたり扉が開く可能性があります。対策としては、中に重いものを入れ鍵をかけるようにしましょう。下に重いものを入れることで重心が下がり、物置が安定します。
カーポート屋根
片支持タイプのカーポート屋根については、強風によりあおりで最悪倒壊してしまうことがあります。対策方法としては、オプションのサポート柱も施工されている場合は、必ずサポート柱を付けることです。
もう一つの対策として、事前に屋根材ポリカ―ボネートを外しておくことです。しかし、素人では難しい場合もあるので、その場合は専門業者へ依頼してみることをおすすめします。
庭やベランダの荷物
お庭やベランダに、植木鉢やプランターを置いておくと、強風で倒れてしまったり吹き飛ばされてしまったりする危険性が非常に高いです。家の中に入るものは、すべて移動させて雨風にあたらないようにするのが安心です。
お庭の植物
植替えや植付けをしたばかりの植物には支柱を立ててあげましょう。風を受けにくくするために、徒長枝などの不要な枝を剪定し風通しをよくしておくことも大切です。
ガーデンルームやサンルーム
ガーデンルームやサンルームは、雨風が入ってきて、荒れてしまったりすると、劣化につながります。
また、物が飛んでくると危険なので、確実にロックもかけて閉めておきましょう。ロックがしっかり閉まっていないと、何かの衝撃で開いてしまう可能性があり危険です。
物干し竿
洗濯物などを干す物干し竿は降ろして避難させることが大切です。着脱機能付きの竿掛けを取り付けている場合も、外しておくと安心です。
台風が通過した後には
台風が通過した後には、デッキや門扉、カーポートなどのエクステリア商品の部品に変形や曲がり、パネルの抜け・ねじのゆるみなどがないか確認をし点検を行いましょう。そこで、不具合を見つけた場合にはすみやかに施工店や販売店・メーカーなどに修理の相談をしてみてください。
植栽
植栽は、台風通過直後に茶色くなることがあります。台風が運んできた塩分により葉がダメージを受けるためです。そのため、植栽に元気が無い場合、台風後に植物の表面についてしまった塩分を水で洗い流すようにしましょう。それでも、葉や芽が茶色くなっている場合は、その部分をカットするようにしてください。 過剰に肥料や水を与えてしまうのは、逆効果になる可能性があるので注意しましょう。
いかがでしたでしょうか。エクステリアアイテムは高額な商品も多く、破損した場合もその修繕費は決して安くありません。台風被害を最小限に抑えるためにも、台風が迫ってきたら、万全な台風対策を行うように心がけましょう。