お手入れ簡単カラーリーフ
お庭に、お手入れが簡単な長期間楽しめるカラーリーフを植えてみませんか?今回は、手間があまりかからない植物「カラーリーフ」をご紹介したいと思います。
カラーリーフとは?
「カラーリーフプランツ」と呼ばれるものは、通常の緑色の葉ではなく、銀白色、赤色、銅色、斑入りなど様々な葉色を持つ美しい植物のことを指します。これらの植物は、グランドカバーやコニファー、紅葉する落葉樹など、様々な種類があり、庭やインテリアのデザインに彩りを加えたり、個性的なアクセントとして利用されたりします。そのような葉色が美しい植物すべてがカラーリーフに含まれます。
カラーリーフの寄せ植え
夏の寄せ植えには、カラーリーフがぴったりです。色とりどりの葉が見事な組み合わせを作り出し、涼しさと爽やかさを演出してくれます。日当たりの強い場所には直射日光が大丈夫なもの、日陰の場所には日陰に適したカラーリーフなど、置く場所に合わせて選んでみてください。
お庭にカラーリーフを
様々な植物を組合わせる際には、ある程度統一感があるとまとまりやすいですが、同じようなグリーンだけの植物だと単調になってしまうことがあります。そこでおすすめなのがカラーリーフです。
例えば、濃い緑の葉を持つ植物の中に斑入りの葉を持つ植物を植えると、全体が明るく活気ある雰囲気になります。これは、日陰でも効果的なテクニックで、花の色と葉の色の組み合わせても楽しめます。
同じ種類の花でも、ライムグリーンの葉を持つ植物と合わせると明るく軽やかな印象になり、銅葉だと大人っぽくおしゃれな雰囲気になります。特に印象的な赤系の葉は、花と同じくらい美しさを引き立ててくれます。
もちろん、カラーリーフだけの鉢植えでも見応え十分でとても美しいです。ただし、カラーリーフだけを集めると、その魅力を引き出すのが難しくなることもあります。最初は、カラーリーフをポイントとして使うと良いでしょう。慣れてきたら、自由に組み合わせてカラフルな庭や寄せ植えを楽しんでみてください。
人気のあるカラーリーフ10選
①ヒューケラ
葉の色がとても豊富で、表情豊かなカラーリーフプランツとして人気が高い植物です。5~6月頃になると美しい花を咲かせます。ヒューケラは夏に強い直射日光にあたると、葉焼けしてしまうことがあるので涼しい半日陰のような場所に移動させるのがいいでしょう。
②ホスタ
グリーンから青みがかった葉や斑入りの葉を持つ多肉植物で、大きな葉を広げるホスタは、庭に存在感を与えてくれます。多様な品種でバラエティ豊富なのがポイントです。
③エキナセア
花だけでなく、美しい緑色の葉も楽しめるカラーリーフです。咲き始めは花芯部がやや薄めのオレンジ色ですが、咲き進むにつれて赤みがまして一層鮮やかになります。
④シュウメイギク
シュウメイギクは、切り花をはじめ、花壇や鉢植えに広く利用されています。
⑤べゴニア
花の美しさだけでなく、独特の葉の色と模様も魅力的なカラーリーフです。植物の多くは、左右対称が多いですが、ベゴニアは左右非対称で少しいびつな感じ。そこがまた親しみを感じさせてくれます。
⑥コーラルベル
鮮やかな花の色とともに、葉の色も魅力的な寄せ植えに適した植物です。
⑦インパチェンス
明るい色合いの花に加えて、葉も鮮やかな色を持ち、日陰でも育ちやすい人気のカラーリーフです。種から育てやすく、日本の気候風土によくなじみます。
⑧グラジオラス
花の美しさと共に、様々な花色が楽しめ変化に富んだ葉色が特徴です。花弁もフリンジ咲き、平弁咲き、反転弁咲き、受け咲きなどがあり、花の大きさも極小論咲から巨大輪咲きまでと変化に富んでいます。
⑨コルジリネ
赤や黄色などの鮮やかなストライプ模様がスタイリッシュなコルジリネ。まっすぐ伸びる細長い葉っぱはそれだけでも十分に存在感があり、花壇のアクセントにも最適です。冬は日光が当たる室内で育てると、何年も長く楽しむことができます。
⑩イポメア
品種によって葉の形や色が異なり、星形やハート型などあるそうです。食用にはできませんが、育てていると土の中にイモができます。
これらのカラーリーフは、多様な葉の色や模様により、庭や寄せ植えに魅力的なアクセントを与えてくれます。お好みや環境に合わせて、カラーリーフを楽しんでください。
お手入れが簡単なカラーリーフのご紹介でした。カラーリーフの種類はとても豊富です。ガーデニングのコツを掴んできたら、カラーリーフだけの花壇や寄せ植えもおすすめです。ぜひ、カラーリーフを取り入れてお庭に彩りを添えてみてくださいね。