大事な駐車場スペースの設計
外構工事の中でも、失敗・後悔が多いのが駐車場工事です。駐車場をつくるにあたり、最低限どれくらいのスペースが必要なのか等知っておくだけで、駐車場の使いづらさ等の失敗を防ぐことができます。今回の記事で少しでも、失敗が少なれば嬉しいです。
駐車場の大きさはどれくらいがよい?
駐車場をつくるにあたり、とても大事なのが、「余裕幅」です。この余裕幅がないと、乗り降りや荷物の出し入れ、また駐車する際に不便で毎回ストレスに感じることになるでしょう。
駐車場の広さは、持っている車の大きさに加え
「車の左右60㎝ずつ+後部1.6m」
の幅があれば、最低限いいと言われています。
こちらは目安で、車や人によって必要な幅は変わってきます。もっとストレスなく乗り降りがしたい、余裕をもって駐車したいなど人によって様々だと思いますので、その人に併せて幅も広く取ってください。
車は将来、今の車より大きい車を購入する可能性もあります。後から駐車場を広くするのは、とても大変ですので、最初に余裕をもって広くつくるのがおすすめです!
希望の多い理想の駐車スペース
雨の日に傘をささなくても、濡れずに玄関まで行ける動線づくり
駐車場から玄関まで、雨の日でも傘をささずに行けたらとても便利ですよね。カーポートやテラス屋根などを組合わせるなど、可能であれば計画してみてください!
駐車場の舗装種類
砂利
砂利は、費用が抑えられ、コンクリートやアスファルトよりも簡単にできる為、DIYしたい方におすすめの舗装です。
砂利は、日数が経つにつれ量が減っていくので、購入した商品名をメモしておくことで、
同じものを追加で購入する際に役立ちます。
アスファルト
アスファルトは一般住宅の駐車場でも使用されていますが、何台も停められる広い駐車場への施工に向いた素材です。
特徴は、コンクリートに比べ排水性が高く、お手入れが簡単なことです。
デメリットは、色が黒く熱を吸収しやすく、夏の暑い時期は表面が高温になりやすいです。
耐久性もあまり高くなく10年程と言われています。
価格は、広いスペースに施工する場合はコンクリートに比べ割安ですが、一般住宅の狭い駐車場では割高になることがあります。
コンクリート
コンクリートは、手入れがしやすく、見た目がすっきりとするので駐車場の舗装材として人気があります。
特徴は、頑丈で耐久性が高くお手入れも簡単です。駐車場をコンクリートにすることで、雑草対策になり便利です。
芝生
駐車場を芝生にするには、レンガタイプや緑化ブロックタイプ、枕木タイプなどの3つがあります。
特徴は、表面温度の上昇を妨げ景観が整い見た目が映えるなどがあります。
インターロッキング
インターロッキングは、コンクリートを一切使用することなく、ブロックを互いにかみ合うような形状にして舗装します。
最近はレンガや自然石をリアルに再現したインターロッキングも多く、おしゃれに仕上がります。
価格も抑えられるのにお洒落に仕上がるインターロッキングです。
何もしない
駐車スペースをつくるときには、余裕の幅がしっかりと取れているか確認したうえで、工事を進めていくことをおすすめします。舗装方法についても、見た目や停めやすさだったり使い勝手を考え選んでみてください。