素人でもできる?DIY
外構工事は、外構専門業者に頼むととても費用が掛かりますが、自分で外構工事ができれば、費用を抑えることができます。しかし、自分でやるのにも限界があるので、予算や失敗したくない部分を見極めておこなうようにしてください。
今回は素人でもできるDIYについていくつかまとめてみましたので、参考にしてみて下さい!
土部分の整備
レンガを敷く・芝生を引く・固まる土で塗装する・防草シートを貼る・砂利を敷き詰める等。
いずれも、庭の環境や家周りの環境を整える役割があります。自分で始める外構作業としては一番取り掛かりやすいのも魅力ではありますが、手順や方法を間違えると後にめんどくさいことになるので気を付ける必要があります。
芝生を敷く場合は、芝生が傷んだ時にこまめに芝生を敷き替える必要があります。
レンガブロックの設置
外壁工事におけるレンガブロックの設置は、自分にできる外構作業のひとつです。レンガブロックの設置は、大きく以下の3タイプに分かれます。
- 庭木や花壇などで使う縁石としてレンガを埋める
- 玄関アプローチ等の塗装などにレンガを敷く
- レンガで囲い等を積んで花壇を作る
レンガに関わる外構工事は、初心者でも気軽に取り組める外構作業ですが、注意点があります。
特に寒い地域では吸水性の高いレンガを使用しますと割れてしまうことがあります。
そのため、自分でレンガブロック設置を行う場合は、レンガの吸水率をチェックする必要があります。
低い位置に取り付けるのであれば問題ありませんが、高い位置に取り付ける場合は扱いにも十分に注意してください。
ウッドデッキの設置
ウッドデッキは「もうひとつのリビング」として定着してきており、外構業者に頼むのはもちろんですが、ホームセンターで材料や道具さえあれば自分で外構作業ができることでも人気です。
ウッドデッキを自分で外構作業する際の費用相場は「約15,000円~20,000円/㎡」と言われており、外構工事よりも安めに設定することができます。
さらに、ウッドデッキ組み立てキットを購入すれば作業時間も短縮できるので、気軽にできる外構作業です。
ただし、加工をする際、プロ仕様の工具が必要になる場合もありますので、材料をそろえる際は注意が必要です。
ウッドデッキがあるだけで、日々に生活の楽しみは大きく広がりますが、ウッドデッキを自分で設計したり組み立てたりすれば、ウッドデッキはより一層特別な空間になります。将来もずっと残る良い思い出を作ることもできるでしょう。
コンクリート工事
外構工事業者に頼まないとできないようなコンクリートを利用した作業も、実は自分でできる外構作業になります。特に玄関アプローチや駐車場の土間コンクリートをDIYで行う人が近年増えてきており、それ以外にも、ブロックなどの接着や、レンガの目地、フェンスの基礎なども自分で行うことのできるコンクリート工事です。
しかし、実際にやっている人はそう多くはありません。
費用相場は「6,000~10,000円/㎡」ほどで、外構業者に頼むよりもお手頃価格を実現できます。ただし、駐車スペースといった広範囲で作業工程が長くかかる土間コンクリートにおいては、DIYでも高い技術と日数が必要です。
また、コンクリートが天災や地震などで壊れてしまうとケガの危険性が高まるため、不安な場合は外構業者に頼んでしまったほうが良いでしょう。
土間コンクリートがDIYに向かないワケとして、生コンは半製品と呼ぶ流動性の高い製品です。これを現場で施工するとなると、施工当日の天気や気温、施工場所の地理的要因などを考えながら現場でそれなりの形に仕上げる必要があります。
もちろん水勾配(水はけのための傾斜)も付けたり、現場への生コン搬入をどの様に行うかなど、限られた時間であらゆることを勘定していかなければならないのです。
施工業者ですら手間がかかる作業を、DIYで行うということはある程度のスキルが求められます。
フェンスの設置
フェンスの設置も、自分で外構作業を行うことができます。
基礎コンクリートやレンガを除けば、費用相場は「5,000~20,000円」ほどで行うことができ、作業もコンクリートブロックを地面に固定するか穴を掘って埋め込み、フェンスを設置し、セメントやコンクリートで固めます。
フェンス設置は、最初の土台作りが大事です。外にあることから台風が来た場合や強風に備えた強度を自分で作る必要があるだけでなく、防腐処理された木材を使用するなど、工夫が必要です。
独立した目隠しフェンスなら、最低でも柱の埋め込みは30㎝で、基礎寸法は30㎝角が必要になります。少し大きい穴を掘ってコンクリートをたっぷり入れましょう。倒れてケガをしたら大変なので、基礎づくりをしっかりやるのがポイントです。コンクリート量を渋ってはいけません。
DIY初心者には難しい作業が多いため、コンクリート工事と同様、自分では難しいという場合は無理せず外構業者に依頼しましょう。DIYで簡単に設置することが可能なフェンスの判断ポイントは、支柱を地中深く埋め込む必要がないタイプであるかどうかです。
・庭と駐車スペースを背の低いフェンスで区切る
・ガーデニングでラティスを花壇周りに設置する
・スタンド付き自立型フェンスをペットの脱走防止柵として使う
上記のような使い方のフェンスであれば、DIYでも簡単に設置ができますし、その後のトラブルも少ないでしょう。特に地面に固定しないタイプの自立型フェンスやプランター一体型ラティスは、大規模な基礎工事をせずに空間を区切りたいときに便利に使えます。
外構作業は自分で行うのにはハードルが高いと感じてしまいがちですが、実はこんなにも自分でできる外構作業があります。道具や材料もホームセンターだけでなく、今ではインターネットショップでも簡単に購入することができますので、気軽にスタートできるのも魅力的です。ですが、自分ではどうしても難しいという外構作業は、人それぞれあることでしょう。
また、自分で外構作業を行ったとしても、すぐに壊れて余計な費用がかかるケースもあります。
自分では難しい、危険だと感じた外構作業は無理せず、外構業者を頼ることも大切です。